千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ヒバカリ

2021年7月31日の早朝、近所のゴルフ場近くの側溝で20㎝ほどのヒバカリHebius vibakariの幼蛇を見つけた。撮影後に救い出して脇の草むらにリリースです。 見つけた時にはジムグリの幼蛇(通常は赤褐色に黒い斑点)の褐色個体かという気もしていたけれど、よく…

ウミウシの卵

晩春から初夏にかけて、内房の磯の岩肌にオレンジ色のレース様のもの(ヒラヒラしたリボンの塊状のもの)がところどころに見られる。 これはウミウシの卵(卵塊)だ。 これだけではどの種類のウミウシの卵かは判らないのだが、ネット上の写真と周辺に見られ…

ボラ

成長につれて名前が変わる魚を「出世魚」と言い、ブリ、スズキ、ボラ、マグロ、クロダイが知られている。 ボラの場合は春先に卵から生まれ、初夏(6~7月頃)には体長が6~7㎝ほどになるが、この程度の大きさのものをオボコあるいはスバシリなどと呼ぶ。地…

アメリカザリガニ

袖ヶ浦市の田んぼや水路で3月下旬ごろから11月上旬ごろまでの間、普通に見られるアメリカザリガニProcambarus clarkii。その詳細はアチラコチラで語られているので、ここでは省略する(ありすぎてまとめきれないのだな)。 「市内のどこでも見られる」と「他…

ミズヒキゴカイ

千葉県内房の磯や砂浜で普通に見られる生物。採取して全体像を見たことはないのでタイトルに記した和名が正しいかどうかはホントのところは不明だ。 写真1 写真の右から左までで3cm程度の大きさだ。Pentax Optio WG-1、ISO400、1/125秒、f=3.8、手持ち撮影。…

カジカ(?)

1月の寒い日に福岡県那珂川の水深10㎝程度の浅瀬でカジカ(?)を見つけた。水温が低いためか弱っていたためか、カメラを近づけても動こうとしなかったので条件を変えて何度か撮影することができた。撮影条件を写真の下に記載するが、実際にはISO感度を設定…

キンセンガニ

砂の浅瀬にいるキンセンガニMatuta victorの甲羅の左右には鋭いトゲがある。丸い甲羅の部分の横幅は35-40mm程度だが、トゲの部分を入れると片側で7-10mm程度増えて甲幅としては一回り大きめの50-60mm程度となる。甲羅をつまむ際には注意が必要だ。 浅瀬で見…

キヌバリ

キヌバリPterogobius elapoidesは全長15㎝程度になるハゼ科の魚。内房の磯で見ることができる。 眼の部分に1本、目の後ろから後頭部にかけて1本、それ以後の胴体部に6本または7本の黒い横帯が入る美しい魚だ。この胴体部の黒帯の数は太平洋側では6本、日本海…

イソギンチャクの話

内房エリアでは数種類のイソギンチャクを見ることができる。 多数派はヨロイイソギンチャクだろうか。感覚的には全目視数あるいは全観察地点(エリア)の75%を超える勢いだと思う。ついでウメボシイソギンチャクとミドリイソギンチャクがそれぞれ5~10%程度…

アカクモヒトデ

アカクモヒトデOphiomastix mixta。 僕自身としては初めて見つけたクモヒトデの仲間だ。 詳細はGoogle大先生にお伺いして欲しい。 写真1 岩をどけたあと、光を避けるため逃げ惑うアカクモヒトデ。Pentax Optio WG-1、ISO400、1/1,500sec.、f=4.6、手持ち撮影…

クマノアシツキ

これは環形動物門 Annelida、多毛綱 Polychaeta、ハボウキゴカイ目 Flabelligerida、クマノアシツキ科 Arcocirridae、クマノアシツキ属 Chaetopterus、クマノアシツキ Chaetopterus cautusである。簡単に言えばゴカイの一種だな。 日本各地の浅海の転石の下…

タツナミガイ

タツナミガイDolabella auriculariaは漢字で書くと「立浪貝」だが、二枚貝や巻貝の仲間ではなくアメフラシの仲間だ。 比較的大型種で、内房の海岸でも20㎝を超える個体をよく見ることができる。 「よく見ることが出来る」と書いたものの、目が慣れないと見つ…

アカヒトデ

普通に「ヒトデ」と言ってイメージするのはコイツ!という代表種でしょうかね? アカヒトデCertonardoa semiregularis は海中で目立つ鮮やかな赤みがかったオレンジ色をした、身体の中心部から腕の先端までが8~10cm程度比較的大型のヒトデです。通常はやや…

ジャノメチョウ

翅にいくつかの目のような紋様のあるタテハチョウ科のジャノメチョウ(ここでは一般名をいう)。タテハチョウの仲間は左右の前脚が退化して短く折りたたまれているため、通常は見えず「四本脚の蝶」のように見えるのが特徴です。 写真1 コジャノメMycalesis …

ムラサキウニ

内房でウニといえばムラサキウニだ。 感覚的には内房で見られるウニの90%程度が本種、5%程度がバフンウニ、残る5%程度がアカウニ、ガンガゼ、ナガウニなどといったところではないだろうか。食用となる重要種だが、内房では磯焼けの原因種、悩みのタネとな…

ガンガゼ(アラサキガンガゼ)

内房にはガンガゼも生息している。 2012年前後に三浦半島油壷でシュノーケリングをしている際に見つけて「南方種なのにここにもいるのか!」と驚いた記憶がある。内房では今のところ、浜金谷以南の磯で少数を目撃している。棘は細く、長く、折れやすい。撮影…

イカの赤ちゃん

干潮時に水深の浅い砂地の浜を歩いているとゴミのようなものが漂っていた。波に揺られるゴミとは挙動が違うぞ?よくよく見ると黒くなったり半透明になったりしている。これは、もしかしてイカ?と追いかけると砂地に着底して砂に潜り始めた。 砂ごとすくい上…

未分類のイモムシ・毛虫

未分類のイモムシ・毛虫の写真を紹介する。 写真1 サクラの枝にいたエダシャク(シャクガ科)の一種。35~40mm程度。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125sec., f=13。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年4月9日、千葉県袖ケ浦…

カタツムリ

散歩すると何故かモヤモヤした気持ちになる場所がある。何が原因だろう?何かが引っかかる。何かが違う・・・。そう思いつづけて一年、ようやく原因が判った。散歩の際に通過するあるエリアだけ、見かけるカタツムリの全てが左巻きだったのだ! 注1:日本には80…

アジサイ

写真1 紫の花の後ろに赤い花を置き、色の対比を際立たせる。手前のムラサキの花の一部が既に茶色になってしまっているのが残念。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125sec., f=13。手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月2日、千葉県袖ケ浦市久保田 …

カミキリムシ

カミキリムシの仲間の種類は多い。袖ヶ浦市でも10数種を見かけているが、大部分は小さく、写真を撮ってもピントがあっていないことが多く、お見せできるものは数種類程度しかないのが実情だ。さらに現時点では図鑑等と見比べて種の同定を行っていないので、…

ミノウミウシの仲間

潮だまりの岩をひっくり返すと薄茶色の肉質の塊がこびりついていた。 もしやと思い、岩ごと海に沈めて待つこと約10分、ミノウミウシが身体を伸ばし始めてきた。撮影後にウミウシを潰さないようにして岩を元のように戻しておいたのは言うまでもない。帰宅して…

ヤマトウミウシ

干潮時、岩の割れ目に黄色い肉質のモノを見かけた。 手に取ってみると表面が粒粒だらけのヤマトウミウシHomoiodoris japonicaだった。 手のひらの上で写真を撮った後で、写真を撮りやすそうな場所でかつ採取場所と似通った雰囲気の場所に置き、リラックスさ…

ナナフシモドキ(その1,2020年版)

小さいころから虫好きであった私だが、ナナフシは動物園や水族館の特別展でしか見たことがなかった。いや、正確には確か中学生のころに家族で長野県に旅行した際に草を刈られた道端で腹部を失ってもがく個体を見たことがあるのだが、状況からノーカウントと…

モンシロチョウ

袖ヶ浦市内と言わず、全国どこでも春先から夏の終わりごろまで見られる白い蝶。 幼虫(青虫。緑色のイモムシ)は子供の生物観察学習に丁度良い教材だと思っているが、かなりの確率で寄生バチ(アオムシコマユバチ)に寄生されており、蛹となる前に白~薄黄色…

シタビラメ

波打ち際から少し離れた砂地を歩いていると足元から小魚が飛び出して逃げていくことがある。これまでに恐らくはクサフグ、シロギスやコチ(メゴチ?)と思われる魚と遭遇している。アカエイは撮影に成功して別記事にて紹介している。 今般はシタビラメの撮影…

イシコ

2020年春に見つけてから約一年間、グミ(グミモドキを含む)かイシコか識別できていない生物だが、ネット写真をイロイロと眺めた結果、イシコEupentacta chronhjelmiとしておく。学名にはCucumaria chronhjelmiというものもあるようだが、どちらが最新の名称…

テツイロナマコ

テツイロナマコHolothuria (Selenkothuria) moebii。 学名Holoturiaの後にカッコ書きでSelenkothuriaと記されている表記を数多く見かけるので、分類を検討中(どちらにするか揉めている最中)なのだろう。磯遊びで眺めている分には問題ないので気にせず先に…

磯焼け

内房でも磯焼けが進んでいる。 ”磯焼け”の定義はウイキペディアや成書などを読んでもらうとして、本Blog内では褐藻や紅藻が極端に少なくなり、岩場が石灰藻に覆われている状態やムラサキウニが高密度で生息している状態を指すことにする。理由は水上から目で…

オビカレハ

薄青色のスジが綺麗なやや大型のケムシ。集団性があり、中齢幼虫までは糸で幕を張って群生するが、見つけた時にはすでに終齢に近い個体のためか、この一匹だけだった。別稿で記したタケカレハとは異なり、本種は無毒とされるが近づくには少しばかりの勇気が…