千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アメフラシやウミウシの仲間の話

メリベ(メリベウミウシ)

<編集履歴> 2021年11月22日公開、2023年5月5日見直し更新(第1回目、写真追加) メリベウミウシ(Melibe sp.)の分類や生態については諸説ある。 とりあえずはWikipediaや以下の参考サイトなどを読んでもらうとして、ここで触れるのはやめておこう。 【参考…

アメフラシやウミウシに関する成書・文献など

アメフラシやウミウシの記事の中に「現在の種名・分類が判らな~い♪」と書いて甘えさせてもらっているが、キチンと調べたい方のため成書や文献、あるいはそれらを紹介しているサイトを挙げておこう(実際のところは自分のための備忘録だ)。 なお今後、「紹…

ウミウシの卵

<編集履歴> 2021年6月17日公開、2021年8月24日見直し更新(第1回目、紹介している写真はミヤコウミウシの卵ではなく、クモガタウミウシのものではないかとの読者指摘あり) 晩春から初夏にかけて、内房の磯の岩肌にオレンジ色のレース様のもの(ヒラヒラした…

タツナミガイ

<編集履歴> 2021年6月13日公開 タツナミガイDolabella auriculariaは漢字で書くと「立浪貝」だが、二枚貝や巻貝の仲間ではなくアメフラシの仲間だ。 比較的大型種で、内房の海岸でも20㎝を超える個体をよく見ることができる。 「よく見ることが出来る」と書…

ミノウミウシの仲間

<編集履歴> 2021年6月3日公開、2022年5月4日見直し更新(第1回目、写真追加) 種の同定には至らないミノウミウシの仲間の写真を以下に紹介します。「こんなヤツらも内房で見られるよ!」というお話です。 写真1 潮だまりの岩をひっくり返すと薄茶色の肉質の…

ヤマトウミウシ

<編集履歴> 2021年06月03日公開 干潮時、岩の割れ目に黄色い肉質のモノを見かけた。 手に取ってみると表面が粒粒だらけのヤマトウミウシHomoiodoris japonicaだった。 手のひらの上で写真を撮った後で、写真を撮りやすそうな場所でかつ採取場所と似通った雰…

ミドリアメフラシ

<編集履歴> 2020年11月02日公開、2023年05月06日見直し更新(第3回目、写真追加) ミドリアメフラシAplysia oculiferaはアメフラシより小型で、2020年に見つけた個体は最大でも水中で12cm程度だった。写真で示すとおり、明るくやや緑がかった薄茶色の地色に…

アマクサアメフラシ

<編集履歴> 2021年5月7日公開、2022年5月6日見直し更新(第1回目、お話追加) 大小のアメフラシを数多く見られる春の大潮の際に、少し色合いの異なるアメフラシを見つけた。あまり良い写真は撮れなかったが、どうやらアマクサアメフラシAplysia julinaのよう…

アズキウミウシ(?)

上総湊駅近くの海岸で2021年4月末に見つけたウミウシの仲間で30分ほどの間に砂地の上を移動する5個体ほどを目にした。 伸びた時の全長は35mm程度で側足には白色点が散在している。触角先端と尾端は青紫色。頭部触角間から側足前に三角形の白色斑がある。・・・…

キヌハダウミウシ

ウミウシの種類は多いうえに、体色や模様の変化もあり、見分けるのが難しい。 この黄橙色のウミウシは伸びた時の体長が3cm程度。図鑑を見る限りではキヌハダウミウシGymnodoris inornataと思われる。決め手はその体色とほぼ円形の鰓だ。 写真1 体長3cm程度の…

クロシタナシウミウシ

クロシタナシウミウシDendrodoris fumataも内房では比較的よく見かける80mm程度まで成長するウミウシの仲間。全身が黒い(縁のみが薄い黄色)ため、写真は撮りづらく、あまり良い画像記録は残していない。岩場や岩場近くの砂地を動き回っていることが多い…

マダラウミウシ

マダラウミウシDendrodoris rubraはくすんだ黄色~黄橙色の地色に不規則な黒の斑点があるウミウシの仲間だ。潮だまりで見つけられる個体の体長は20~60mm程度だが、100mm程度までは大きくなるという。内房ではおおね上総湊以南の潮だまりでよく見かけるが、…

イソウミウシ

<編集履歴> 2021年01月04日公開、2021年05月02日見直し更新(第2回目、これまで「ダイダイウミウシ」としてきたが、その外形的特徴から「イソウミウシ」に修正した) イソウミウシRostanga orientalisの体は赤色から橙色で体長40mm程度になる。ダイダイ色の…

アオウミウシ

<編集履歴> 2021年01月04日公開、2021年06月12日見直し更新(第1回目、写真追加) アオウミウシHypselodoris festivaは見ての通り濃青色の地色に白色または黄色の筋が入り、触角と鰓は赤色という鮮やかな色彩をしたウミウシだ。陸奥湾以南に生息しており、国…

アメフラシ

<編集履歴> 2020年11月2日公開、2021年5月7日見直し更新(第2回目、「アメフラシ」からミドリアメフラシを分離独立させた。) 内房の磯ならどこでも見られるアメフラシAplysia kurodaiだが、じっくり観察すると本種の他にアマクサアメフラシ、ミドリアメフラ…

クモガタウミウシ

<編集履歴> 2020年03月26日公開、2020年09月27日見直し更新(第1回目、体裁変更) 内房の磯ではどこでも見られるクモガタウミウシPlatydoris ellioti。 大きさは10~15cm程度の比較的大きなものが目につく・・・というより小さなものは大変に見つけにくい。写真…