千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

【旭山動物園】エゾタヌキ

<編集履歴> 2023年06月09日公開 旭山動物園のエゾタヌキNyctereutes viverrinus albus。食肉目イヌ科タヌキ属に属するタヌキNyctereutes viverrinusの北海道産亜種で学名の亜種小名の”albus”は”白い”という意味。タイトル名を「タヌキ」としてその中の写真例…

蒲原鉄道の保存車両

<>編集履歴> 2023年06月06日公開 蒲原鉄道(蒲原鉄道線(かんばらてつどうせん))は新潟県加茂市の加茂駅から中蒲原郡村松町(現在の五泉市)を経由し、五泉市の五泉駅までを結んでいた鉄道路線だ。1985年(昭和60年)4月に加茂 - 村松間の17.7kmが廃止とな…

カルガモ

<>編集履歴> 2023年06月01日公開 毎年4月下旬ごろから6月末頃まで、カルガモの親が多くの雛を引き連れて移動していく様子がTVなどで取り上げられている。カワイイねぇ。 袖ケ浦市内の河川や水路でも同様の光景が見られるが、自分自身が鳥類にあまり興味を持…

イソギンチャクとサンゴ@水族館

<編集履歴> 2023年5月26日公開、2024年3月17日見直し更新(第1回目、見直し実施) 本記事では国内各地の水族館で撮影したイソギンチャクとサンゴの写真を紹介する。 イソギンチャクとサンゴを一緒に紹介するのは単に分類するのがメンドウだったから。それに2…

クラゲ@水族館

<編集履歴> 2023年5月25日公開 国内各地の水族館で撮影したクラゲの写真を紹介しよう。 国内の水族館では磯や浜で見られるもののほか、淡水クラゲや海外で見られる各種のクラゲを展示している。大きさも数mmの小さなものから触手の先端まで延ばせば1mを超え…

オオセ

<編集履歴> 2023年5月25日公開 オオセ Orectolobus japonicusはテンジクザメ目オオセ科に属する全長1mほどになる底生性のサメだ。かつては日本近海には3種類のオオセが報告されていたが、2008年に「クモハダオオセ O. maculatus 」と「カラクサオオセO. or…

未同定の小魚(その1)(沖縄)

<編集履歴> 2023年05月20日公開 テトラポッドに波の飛沫がかかるあたりに張り付いていた全長4~6cm程度の小魚。 特徴あるまだら模様から名前を探し出すのは簡単だろうと思っていたが、ハゼやカエルウオの名前で検索しても同じような模様の小魚の写真が見当た…

ウメボシイソギンチャク

<編集履歴> 2023年05月18日公開 内房の磯の岩の隙間に見られるウメボシイソギンチャクActinia equina。本種はイギリス沿岸から西ヨーロッパ、地中海、アフリカ大陸西岸にかけて広く分布する・・・とされていたが、近年の分子生物学的手法により多くの地域の Act…

ミナミコメツキガニ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月16日公開 沖縄の干潟を眺めているとドンドン色合いが変わっていく。ミナミコメツキガニが砂の表面に付いた有機物を食べながら丸めていくのだな。数時間の間に「耕す」干潟の面積は相当なものだろう。 景色の変化を記録するのはたやすい…

シロガシラ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月15日公開 スズメより一回り大きくヒヨドリよりか二回り程度小さくて頭が白い、沖縄で見られる小鳥。スズメ目ヒヨドリ科のシロガシラ(Pycnonotus sinensis)だ。Wikipedia(2023年5月15日閲覧)によると国内では南西諸島でのみ見られるが…

オオイワガニ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月14日公開 オオイワガニ(Grapsus tenuicrustatus)はハワイ、オセアニアを含む太平洋西部からアフリカ大陸東岸のインド洋にかけて広く分布しており、国内で小笠原、奄美大島以南の暖海で見られるとのこと。ここでは沖縄で撮影した写真を紹…

土偶

<編集履歴> 2023年5月13日公開 土偶は何のために造られ、どのように使われたのか?宇宙人襲来の記念像か、女性を奉る神具などなど諸説あるようだ。詳しいことは成書なり、ネット記事に譲るとして、「イイ感じに撮れたかな」と思う写真を解説無しに公開する。…

イシガケチョウ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月13日公開 石崖・石垣のような紋様をもつことからイシガケチョウ(石崖蝶、石垣蝶、Cyrestis thyodamas)という和名を持つ。なまって「イシガキチョウ」と呼ばれることもあるようだが、標準和名は「イシガ"ケ"チョウ」なのでお間違いない…

ミナミイワガニ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月12日公開 ミナミイワガニGrapsus albolineatusは相模湾以南に生息するというが、ネット上で見られる写真は鹿児島から沖縄で撮影されたものがほとんどだ。ここで紹介する写真も沖縄旅行の際に撮影したもの。甲羅は緑褐色で甲幅は4~5cm程…

スジエビ

<編集履歴> 2023年5月11日公開 奈良国立博物館前の人造池の水面を何かが漂っていた。 3~4cmほどの半透明の小さなエビだ。 おそらくはスジエビだろう。いや、ここではスジエビとしておく。 観光客がコイに与えたスナックのカケラでも食べているのか、10数尾…

ニホンジカ

<編集履歴> 2023年5月6日公開 「野生のニホンジカ (Cervus nippon)を撮影してきました。」 ウソではないけれど、このように書くとまるでネイチャーフォトグラファーのようでカッコよく聞こえますね。その実態は奈良観光の際に鹿に舐められ、あちこちでフンを…

クスサン

<編集履歴> 2023年5月5日公開 クスサンは翅を広げると10~13cm程度になる大型のガだ。幼虫は多食性(ブナ科のクリ、クルミ科のオニグルミ、ウルシ科のヌルデ、バラ科のサクラなどを食す)であり、北海道から南西諸島まで日本国内どこにでも分布している・・・が…

アオカナヘビ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月4日公開 沖縄本島北部は辺戸岬のチョイ手前にある展望台「芽打バンタ」に行った際にアオカナヘビを見つけた。1枚撮ったがわずかにピンボケ。もう一枚!と思った時に逃げてしまった。日本固有種であり、沖縄諸島や奄美諸島に分布するとの…

ホオグロヤモリ(沖縄)

<編集履歴> 2023年5月4日公開 沖縄の嘉手納基地のRW23Lに降りるヒコーキを撮影する合間に道路わきの灌木でみつけたホオグロヤモリ。内蔵ストロボを使用して2枚撮ったら逃げていった。 ハブ博物公園!:続・違いのわかるオンナを見て、第1指に爪があることから…

サナダヒモムシ(沖縄)

<編集履歴> 2023年04月26日公開 沖縄県北東部の国頭郡国頭村楚洲の磯でみつけたサナダヒモムシBaseodiscus hemprichii。ネットの水産無脊椎動物図鑑によると紐形動物門 NEMERTEA担帽綱異紐虫亜綱Pilidiophora Heteronemerteaバレンシニア科Valenciniidaeに属…

ツノメガニ(沖縄)

<編集履歴> 2023年04月26日公開、2023年06月15日見直し更新(第1回目、コメント追加) ツノメガニは最大で甲幅4cmほどの大きさになるカニで、その名が示す通り縦長の目の上に角のような突起がある。この突起は雄は長く、雌は短めだ(もしくはほとんど無いよ…

カテゴリー「沖縄の生物」について

<編集履歴> 2023年4月26日公開、2023年5月4日見直し更新(第1回目、「動植物」→「生物」へ記載変更) これまでに何度か沖縄を訪問している。那覇基地航空祭、嘉手納基地や普天間基地の一般公開イベントを見学することが主目的なので本格的な(?)生物撮影は…

カイメン

<編集履歴> 2023年4月13日公開 カイメン(海綿)。英語でスポンジSpongeと言い、手のひらサイズ程度の形の良いものはデパートの化粧品売り場などでも見られるが、内房の磯の岩場に張り付いているのはおおむねクロイソカイメン、ダイダイイイソカイメン、ムラ…

フジツボ

<編集履歴> 2023年3月21日公開 フジツボの仲間(フジツボ亜科)は世界に407種、日本には154種が知られている(後述する参考資料1)。だけど注目する人はほとんどいないに違いない。岸壁や岩礁に沢山こびりついている小さな富士山のような形の小石のようなモ…

カメノテ

<編集履歴> 2023年03月18日公開、2023年05月18日見直し更新(第1回目、写真追加) カメの手の先に似たような形から「カメノテ」というが、エビやカニの親戚(甲殻類)だ。塩茹でにしたり味噌汁にいれると美味い。・・・というあたりのハナシはそろそろ「常識」…

アカクラゲ

<編集履歴> 2023年3月18日公開、2023年4月18日見直し更新(第1回目、写真追加) 春から晩夏ごろの内房の海岸には直径15cm程度の赤い筋の入ったクラゲが海岸に打ち上げられていることがある。アカクラゲだ。年や観察時期、観察場所にもよるけれど、感覚的には…

ミドリイソギンチャク

<編集履歴> 2021年1月5日「イソギンチャク」の中の一項として公開開始、2023年3月8日見直し更新(第5回目、リンク切れ修正) 胴部の周囲に細かい緑色の粒が多数あるイソギンチャク。内房エリアでよく見られるイソギンチャクの第2~3位といったところだろうか…

タテジマイソギンチャク

<編集履歴> 2022年5月5日公開、2023年3月8日見直し更新(第2回目、リンク切れ修正、写真追加) タテジマイソギンチャクHaliplanella lineataは口盤の径が1.5~2cmになる小型のイソギンチャクだ。地色は変化に富むと言われるが、内房エリアでは地色が暗緑色で…

クラゲ(未同定)

<編集履歴> 2023年3月8日公開、2023年3月18日見直し更新(第1回目、考察追加) 名前の分からないクラゲを紹介します。 これじゃね?というものがありましたら、お教えいただければ幸いです。 【その1】 2023年3月8日に浜金谷の漁港の岸壁から直下を見ると傘…

【雑談】蝗害

<編集履歴> 2023年2月18日公開、2023年3月21日見直し更新(第1回目、一部加筆) 国立科学博物館で開催している特別展「毒」も今週末(2023年2月19日)までとなりました。「毒を持つ生物」の話の方が展開しやすいのだけれど、チョイト異なる方面で気にあるこ…