<編集履歴> 2020年9月25日公開、2022年5月6日見直し更新(第3回目、文書見直し)
青春18きっぷを利用して旭川駅から音威子府駅を往復した際の様子を綴ってみる。
宗谷本線には小さな駅が多く、2021年3月にはかなりの数の駅が廃止となる予定だ。さらに言うなら名寄より北側は存続の危機にさらされている。行くなら今のうちだ。
さて2020年8月19日、旭川駅発0603の稚内行321D列車に乗って出発だ。キハ54-504とキハ40-1735の混合二両編成だが、後ろのキハ40は名寄駅で切り離され、そこから先はキハ54だけの単行運転となる。この時に列車番号も変わり、名寄から幌延までは4323D列車、幌延から稚内は4325D列車となった。
さて旭川を出て20~60分ほど走る間に南比布、北比布、東六線など車両の長さにも満たないような板敷きの簡素な駅を通過する。
写真1 2021年3月に廃止された東六線駅に0659到着。 2020年8月19日撮影
稚内行321D列車は途中の塩狩(0645/320D)、剣淵(0705/322D)、名寄(0747/3320D、快速なよろ2号)、豊清水(0849/62D、サロベツ2号)で上り列車と交換する。この時は列車から一度下車して撮影するもよし、運転席の脇から撮影するもよしだ。
写真2 剣淵駅では単行の上り322D列車と交換した。 2020年8月19日撮影
写真3 2021年3月に廃止された北星駅に0805到着。 2020年8月19日撮影
JR北海道にはかつて車掌車だった車体を利用した待合室が多い。現役時代は主に黒色に塗られていた車体は待合室となった際には様々な色に塗られていたが、その後のメンテナンスができないと紋穂内駅のようにボロボロとなってしまっている。
写真4 2021年3月に廃止された紋穂内駅に0830到着。2020年8月19日撮影
写真5 2021年3月に廃止された恩根内駅に0838到着。 2020年8月19日撮影
音威子府駅からはバスで中頓別の寿公園に向かう。途中の中頓別バスターミナル(旧中頓別駅跡)で10分ほどの休憩時間があり、ターミナル脇の キハ22208を見ることができる。この車内は往時の様子を展示した展示館となっているが、訪問時は新型コロナウイルス対応のためか休館中だった。
写真6 中頓別ターミナルのキハ22208記念館は休館中。 2020年8月19日撮影
中頓別町寿公園にて展示されたSLとF-104J戦闘機を見たのち、バスで音威子府に戻る。滞在時間は40分ほどだった。
写真7 中頓別町寿公園のSL、49648号機。2020年8月19日撮影
写真8 今回の旅行の主目的は中頓別町寿公園のF104J、46-8568号機を撮影すること。機体全体を銀色に塗られて史料的価値は失われているが、見ることができて満足だ。2020年8月19日撮影
音威子府駅に戻るが、帰りの列車が来るのは約3時間後。時々雨の降る天気だったので、周辺の散歩もできずに駅舎で時間を潰す。下り特急サロベツ1号が入線する直前に雨はやんでくれた。
写真9 音威子府駅に入線するサロベツ1号(列車番号61D、1524着)。2020年8月19日撮影
14時半頃に入線してエンジンを回して待機していたDE15-2511はサロベツ1号の発車後5分ほどで名寄方面に戻っていった。定期運用なのだろうか?
写真10 1530に音威子府駅を出発したDE15-2511。2020年8月19日撮影
写真11 あたりが薄暗くなってきた1745に旭川からの327D列車(名寄-音威子府間は4329D列車)が到着した。この列車が折返し1754発の名寄駅行4328D列車となる。
名寄着は1904、ここで隣のホームに停車中の330D列車に乗換えて旭川に向かう。1923発で旭川到着は2108だ。
写真12 名寄駅に到着した4328D列車。2020年8月19日撮影
以上