【編集履歴】2020年09月26日公開、2021年12月27日見直し更新(第3回目、写真追加)
袖ヶ浦市周辺の水路では国内の他のエリアと同様にミシシッピアカミミガメが数多く生息している。次いで見られるのはクサガメだが、発見比率としては98:2程度かと思う。イシガメ、スッポンは袖ケ浦市内ではまだみつけたことがない。カミツキガメやその他のカメもいるようだが、これらも未確認だ。
さて公園にいるミシシッピアカミミガメは人に慣れちゃって逃げようともしませんが、近所の水路にいるヤツはサッサと逃げますね。ゆっくりと近づいて撮影するのがコツです。逃げたら10分ぐらい動かずにいると戻ってきますが、臆病なヤツは30分ぐらい帰ってきません。
写真1 「親亀子亀」と微笑ましいショットだが、その繁殖力は脅威だと感じている。EOS70D, EF400mmF5.6L USM, ISO400, 1/500秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2016年5月21日、千葉県袖ケ浦市
【JR長浦駅周辺のミシシッピアカミミガメは冬眠するのか?】
水路脇で甲羅干しをする姿を見かけるミシシッピアカミミガメだが、冬眠をしているのだろうか?厳冬期の目撃記録をまとめてみる。
2018年冬季:2018年12月18日に2尾を見ている。
2019年冬季:記録なし
2020年冬期:2021年1月30日と31日には数尾を見かけた。
2021年冬季:2021年12月28日に1尾が甲羅干しをしていた。
自分自身が寒くて表に出ないので1~2月の目撃例が少ないのだけれど、12月末までは動き回っているようですね。逆に春先は?というと敢えて撮影することがないのでこれまた記録がありません。水辺の生物の写真を撮影し始め、日付データが残るのは4月中旬ごろからです。写真を撮らないまでも観察日記にきちんと記しておく必要がありますね。
写真2 微妙なバランスで甲羅干し。EOS70D, EF400mmF5.6L USM, ISO200, 1/640秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2016年5月21日、千葉県袖ケ浦市
【今後】
外来種のカメと今後どうして付き合っていくのかなんてコトも述べてみたいと思うが現時点では基本的な事項(国内現状、法規制等、市策など)の確認が十分でないことを認識している。
現時点の知識でいうならミシシッピアカミミガメは見つけ次第駆除し、まずはクサガメ・イシガメ生息圏へと環境を整えた後にクサガメを駆除し、イシガメ増殖につなげりゃいいのではないかと考えている。とにかくミシシッピアカミミガメの駆除が急務!という認識だ。
写真3 「カメのいる絵」としては面白いのですけれどネ・・・。EOS70D, EF400mmF5.6L USM, ISO400, 1/1,000秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2018年12月18日、千葉県袖ケ浦市
以上