<編集履歴> 2020年10月1日公開、2023年12月17日見直し更新(第3回目、写真追加)
ショウリョウバッタモドキGonista bicolorは触角の先から翅の後端までが60mm前後のバッタで、袖ケ浦市内の内陸部(内房線の山側)の農地・緑地でも見られる。特に国道16号線の中央分離帯や周辺や東京湾沿いの工場緑地に多く生息しているようだ。イネ科の雑草が多いからだろうか。
名前の通りショウリョウバッタのような面長な顔をしているが、見慣れるとショウリョウバッタとは全く異なっていることが判る。色は白っぽい薄緑色で、目の上部(背側)を通る薄茶色~赤紫色のスジが左右に各一本ある(あるいは両者が融合して背側全体が薄茶色となる。雌雄の違いかもしれない)。人影を認識すると直ぐに草の反対側に隠れてしまうことが多いので、撮影するときにはゆっくり慎重に接近するとよい。撮影時には白っぽさが原因で露光オーバーになりやすい。作例では中央重点測光モードで得た測光値より2/3~一絞り分ほど絞りこんで撮影し、大抵はトーンカーブをいぢくって画質を調整している。
写真1 ショウリョウバッタモドキ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/800秒, F=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年9月30日、千葉県袖ケ浦市
写真2 ショウリョウバッタモドキ(写真1とは別個体)。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/800秒, F=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年9月30日、千葉県袖ケ浦市
写真3 ショウリョウバッタモドキ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, F=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年8月23日、千葉県袖ケ浦市蔵波
写真4 年末近くになってみつけたショウリョウバッタモドキ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/500秒, F=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2023年12月17日、千葉県袖ケ浦市蔵波
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