千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

銚子電鉄

<編集履歴> 2020年10月6日公開、2024年3月17日見直し更新(第3回目、写真追加)

 

【はじめに】

 銚子電鉄鉄道線(略して銚子電鉄あるいは銚電)はJR銚子駅から外川まで6.4kmをは二両編成の列車が概ね1時間に一往復程度のダイヤで走っている。慢性的な赤字に苦しむことで全国的に有名な銚子電気鉄道株式会社。あの手この手で資金集めを行っている。おかげで会社の主たる収益はぬれ煎餅などの米菓製造・販売によるものとなり、このため会社の業態分類も「輸送業」ではなく「食品販売業」に変わってしまったそうな。陰ながら応援しております。

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写真1 2010年に引退したデハ702。かつては旧型車の宝庫だった・・・。お金が無くて更新できなかったから。(2008年7月5日撮影)

 

【デハ2001】

伊予鉄道モハ822(元は京王帝都電鉄デハ2070)を2009年に導入し、2010年より京王帝都電鉄時代の緑色塗装として復刻・運行を始めたデハ2001。2018年12月中旬ごろから薄青/青色の塗装となった。緑色塗装時代を含めて、動いている写真を撮りたくて何度か通ったが、なかなか動いている姿を見ることができなかった。公式の「さよなら運転」となる2024年3月10日の前日9日、ようやく動いている姿を見ることができた。なお、2024年3月10日の「さよなら運転」後も、朝のラッシュ時には運用可能な車両が足りず、本編成を引っ張り出して走らせているようだ。

写真2-1 デハ2001は現在の営業車の中では(緑一色、青色二色ともに)最もボク好みの色合いの車両だったが、訪問時には常にお休み中。このため緑色塗装の時には動いている姿を撮影することができなかった。中ノ町駅、2015年8月9日

 

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写真2-2 こちらも中ノ町でお休み中のデハ2001。この塗装時代も、訪問した際には常にお休み中であったが、最後の最後になって、ようやく動いている姿を撮影できた。掲載写真の後方に見える赤い車両は廃車となったデハ1002。中ノ町駅、2020年8月2日

 

写真2-3 醤油工場のタンクの脇を走る。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/1250秒, f=5.6。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、中ノ町ー観音間

 

写真2-4 住宅地を抜ける。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/1000秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、観音-中ノ町間

 

写真2-5 観音駅脇の踏切脇にて順光で正面を狙う。この撮影ポイントにはせいぜい4人程度(普通なら3人)しか居ることができない”激戦地”だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM,  ISO200, 1/1000秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、本銚子-観音間

 

写真2-6 強い逆光だが、あえて狙ってみた。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/1000秒, f=5.6。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、君ヶ浜-海鹿島間

 

写真2-7 日没前の強い斜光の中、銚子駅を出発する2001F編成。停車中には前面に電柱の影(左隅に写る)がかかっていたので、発車直後に影が消えた瞬間を狙ってみた。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/500秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、銚子駅

 

【デハ2002】

 こちらは元伊予鉄モハ823(元は京王帝都のデハ2069)だ。デハ2001とは異なり、ボクとの相性は良いようで、銚子に行くと2回に一度は動いていた。

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写真3-1 個人的にはヘッドマークが無い方が好きだ。(2020年8月2日笠上黒生駅にて)

 

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写真3-2 期間限定で発売された千葉県内の鉄道に二日間乗り放題のフリー切符を使って銚子まで行ってみたものの、その日は横殴りの霧雨という最悪の撮影条件。無理して撮影することもないと銚子駅で数枚撮影しただけで帰ってきた。現地滞在時間わずか12分だった。(2020年11月25日銚子駅にて)

 

写真3-3 君ヶ浜-海鹿島間の有名撮影ポイントで撮影したデハ2002。ここでの撮影時には銚子駅側の前面は逆光になる(写真2-6参照)ので、適度な曇天の日に訪れるとよい。このくらいの光線加減の時に青色二色のデハ2001も撮りたかったが、その機会が訪れる前に引退してしまった。(2022年8月29日)

 

【クハ2501】

デハ2001とペアを組む外川駅側の車両。伊予鉄道から譲渡されたクハ852で、それ以前は京王帝都サハ2575だった車両だ。形式を見ての通り、京王では中間車であったが、伊予鉄運用中の1993-94年にかけて運転台を取付ける改造工事を行っている。

写真4-1 外川駅方向の正面/左側面を順光で撮影できるポイント。望遠で車両だけを狙うか、広角で脇のキャベツ畑と絡めて撮るか。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM,  ISO400, 1/1250秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、海鹿島-君ヶ浜間

 

【クハ2502】

デハ2002とペアを組む外川駅側の車両。伊予鉄道から譲渡されたクハ853で、それ以前は京王帝都サハ2576だった車両だ。こちらも伊予鉄運用中の1993-94年にかけて運転台を取付ける改造工事を行っている。

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写真4-1 クハ2502(デハ2002編成の反対側)はこんな顔。(2020年8月2日撮影)

 

【クハ3501】

写真5-1 次の列車を待っていたところ、予想外の時間にやってきたので慌てて撮影した試運転車両。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM,  ISO800, 1/200秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2022年8月29日、笠上黒生-本銚子間

 

【22000形】

 元南海電鉄2200形を購入し、22000形として2024年から営業運転を開始した。「中古の中古でない、ただの中古車両」の導入は30年ぶりだとか。

写真6-1 キャベツ畑を行く元南海電車の22000形。この日は中ノ町駅で22000形のお披露目式典が行われており、これはその後の”特別運行”列車だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM,  ISO400, 1/1250秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月9日、海鹿島-君ヶ浜間

以上