千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アユ

<編集履歴> 2020年10月07日公開、2022年10月10日見直し更新(第3回目、考察追加)

 

 袖ケ浦市内の河川にもアユがいる。北に約11km行くとアユの放流をしている養老川の河口があり、南に約10kmいくとやはりアユの放流をしている小櫃川の河口があるので、海に降りたアユの稚魚が流されてきて遡上してきたことが考えられる。もちろん天然物かもしれないが、本当のところは分からない。さすがに釣って食べようとは思わないような環境だが、秋口には15~20cm程度の魚が水底のコケを食べるために身体をくねらせる様子を観察することができる。

見つけた際の様子を日記風に記しておこう。

【2020年10月7日】

 図書館からの帰り道、近所の水路をみると15-20cm程度の魚が何度も岩に身体をこすりつけるような動きを見せていた。
えっ?
背びれの付け根に星(白い点)のようなものがあり、アブラビレもあるように見える。
ええっ??
横を向いた時の顔つきが少々独特・・・
まさか・・・。


アユ???

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写真1 JR長浦駅近くを流れる川の上流部にいたアユ。この時は2尾を確認した。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO3200, 1/200秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり(原画の1/32程度を拡大)。2020年10月07日、千葉県袖ケ浦市

 

【2021年シーズン】

 9月27日時点で、上記と同じ場所で同じような行動を見せる魚影は確認していませんネ。8月末ごろにオイカワの雄を見かけたけれど、本魚種とは明らかに違います。

・・・結局、2021年シーズンはアユを確認することができずに終わった。昨年見た魚体はホントにアユだったのだろうかと、いく分弱気になる。

 

【2022年10月9日】

 写真1を撮影した川から1.2kmほど離れた別の川で群れをなす15~20cmほどの魚を発見。ときどき水底に頭を擦り付けるような行動をしていた。口は大きくクチビルがハッキリしているし、胸鰭付近の胴に黄色の紋があり、尾びれの前にはアブラ鰭がある・・・アユじゃん!やっぱりアユが袖ケ浦にもいるじゃん!!
 証拠写真とするために側面を向いた瞬間を撮影すべく、100枚近く連写したけれど、画面内で、波打つ水面の影響をほとんど受けない感じで撮れたのは写真2のみ(写真3は水面の波の影響で若干歪んでいる)。写真2と写真3は原画の1/16程度を拡大したものです。いやぁ、(撮影は)難しいなぁ!
でも、ホントのホントにアユだ。近所の川にもアユがいることが分かって嬉しいデス。

写真2 写真1と1,2kmほど離れた別の川で撮影したアユ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO1600, 1/400秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり(原画の1/16程度を拡大)。2022年10月09日、千葉県袖ケ浦市

 

写真3 写真1と1,2kmほど離れた別の川で撮影したアユ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO1600, 1/400秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり(原画の1/16程度を拡大)。2022年10月09日、千葉県袖ケ浦市

 

写真4 写真1と1,2kmほど離れた別の川で撮影したアユの群れ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO1600, 1/400秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり(原画の1/2程度を拡大)。2022年10月09日、千葉県袖ケ浦市

以上