千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

イナゴ(ハネナガイナゴとコバネイナゴ)

<編集履歴> 2020年10月10日公開、2023年12月24日見直し更新(第2回目、写真追加)

 

 私の散歩コースである袖ケ浦市久保田・蔵波周辺で見られるイナゴはハネナガイナゴOxya japonica japonicaかコバネイナゴOxya yezoensisだろう。成虫になればその名の通り、後脚より翅が長ければハネナガイナゴ、翅が短ければコバネイナゴとしているが、厳密には交接器の違いなどを比較しないと分からない。

 水田脇のあぜ道を歩くとピョンピョン「跳んで」逃げていくが、8月下旬ごろからは「飛んで」逃げるようになる。飛んでいくのはハネナガイナゴだろう。近所では9月上~中旬ごろに稲刈りが行われ、また同じ頃にあぜ道の除草(刈取り)が行われるとアッと言う間に姿を消し、10月上旬にはほとんど見ることができなくなった。なお10月頃から体色に渋みが増しているように思う。なお、2020年から2023年にかけて、散歩コースにあった水田が高齢化のために次々に耕作放棄田となった。面積的には1/3~1/4くらいになっただろうか。これに伴い、目につくイナゴも激減してしまった。

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写真1 翅の先端が後脚より長いのでハネナガイナゴと思われる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=11。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2020年8月23日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真2 翅の先端が後脚より長いのでハネナガイナゴと思われる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2019年9月17日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真3 翅が尾部までも伸びていない、あるいは後脚と同程度未満しかないのでコバネイナゴと考える。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒、 f=11。手持ち撮影、トリミングあり。2020年11月22日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真4 コバネイナゴ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=10。手持ち撮影、トリミングあり。2021年10月11日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

写真5 コバネイナゴ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/320秒, f=10。手持ち撮影、トリミングあり。2023年9月20日、千葉県袖ケ浦市久保田

以上