千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ジムグリ

<編集履歴> 2020年09月26日公開、2023年05月04日見直し更新(第4回目、字句修正等)

 

ジムグリElaphe conspicillataは無毒のおとなしいヘビだ。

【遭遇の記録】

2020年5月24日、安房勝山駅近くの農道上で全長80cm程度の個体が死んでいた(写真1)。目立った外傷はなく車に轢かれたとか叩き殺されたものではないようだ。農薬による中毒死だろうか?いかにも生きているような恰好で路上にいたが、撮影後に持ち上げると死後硬直はなく、ダラリと垂れ下がるような状態であった。

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写真1 ジムグリの死体。外傷は確認できなかった。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1500秒、f=4.2。手持ち撮影、トリミングあり。2020年5月24日、千葉県鋸南町勝山

 

2020年7月3日には久保田の公園の草むらにいた20cm程度のジムグリの幼蛇をみつけた。3mくらい追いかけたが草むらに逃げ込んで姿をくらましてしまった。

 

2020年7月5日、久保田地区の路上にて60㎝程度の個体の轢死体をみつけた(写真2)。

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写真2 ジムグリの轢死体。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/200秒、f=8.0。手持ち撮影、トリミング無し。2020年7月5日、千葉県袖ケ浦市

 

2020年10月2日、久保田地区の里山付近を散歩中にジムグリの幼蛇をみつけて、撮影に成功した(写真3)。幼蛇は赤茶色の地に黒い斑点のある独特の色をしているのが特徴だ。2020年シーズンで生きているヘビを見つけたのは4個体目で、初の撮影成功例であった。もっと近くで撮らせてほしかったのだけど、チョコマカ動き回りピントが合わない!2~3分で藪の中に逃げられてしまった。

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写真3 ジムグリの幼蛇。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒、f=9.0。手持ち撮影、内蔵ストロボ発光、トリミングあり。2020年10月2日、千葉県袖ケ浦市

 

2021年シーズン以降はジムグリを目撃していない。ナナフシの仲間を探すことに注力していたため目線が合わなかったためだろうか?

以上