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航空自衛隊のC-1輸送機

<編集履歴> 2020年12月28日公開、2021年2月3日 見直し更新(第4回目、写真追加)

 

 航空自衛隊の中型輸送機、川崎重工製のC-1。初飛行は半世紀前の1970年11月12日のこと。1981年末までに合計31機が製造されたが2022年7月末時点で残るのは約8機だ。 このうち1号機は各種の試験専用機(FTB: Flying Test Bed)として岐阜基地に配備されているが、現在ではTPC(Test Pilot Course)課程でテストパイロット養成のための訓練飛行に使われている。また21号機は電子戦訓練用の機器を搭載した特殊仕様機に改造され入間基地に配備されている。

 本来の輸送業務を担う機体は6機程度が現役であり、全機が入間基地第402飛行隊に配備されている。C-2輸送機(別項参照)との置き換えが進んでいるが、2025-2027年ごろまでは使い続けるものと個人的には予想している。

 陸上自衛隊習志野駐屯地に駐留する第一空挺団の降下訓練支援のために海上自衛隊下総基地に飛来して空挺団員を乗せ、習志野演習場で降下させることがあるので千葉県内でも場所によっては目にすることが多い機体だったが、最近では後継機のC-2にその任務を交代しつつある。青空の下で飛び回る姿はあと何回撮影できるかな?

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写真1 美保基地航空祭にて急旋回する第403飛行隊のC-1。(2017年5月28日撮影)

 

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写真2 入間基地航空祭の予行練習で急旋回を見せるC-1(2019年11月2日撮影)

 

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写真3 退役が進んだため、2017年11月3日の入間基地航空祭を最後に6機編隊飛行は見ることができなくってしまった。写真はその前年、2016年の入間基地航空祭の時のもの。(2016年11月3日撮影)

 

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写真4 岐阜基地の001号機は50年前の初飛行以来一貫して当初の銀塗装。標準ピトー管を付け、右翼には試験用エンジン取付架の跡を残したFTB(Flying Test Bed)機だ。現在はTPC(Test Pilot Course)課程で使われている。(2016年10月30日岐阜基地航空祭にて撮影)

 

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写真5 入間基地南端を離陸に向けて進むC-1の最終号機。(2020年11月16日撮影)

 

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写真 夕暮れの茜色にほんのりと染まるC-1。(2018年11月3日入間基地航空祭にて撮影)

 

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写真 C-1からの空挺降下はもうじき見られなくなる。(2014年12月7日、新田原基地航空祭にて撮影)

 

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写真 入間基地R/W35にアプローチするC-1。

EOS70D, EF18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/1,250秒, f=5.6,手持ち撮影、トリミングあり。2021年2月3日、埼玉県入間基地

以上