千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ミンミンゼミ

<編集履歴> 2020年3月19日公開、2023年9月21日見直し更新(第15回目2023年まとめ)

 

 ミンミンゼミHyalessa maculaticollisは袖ケ浦市長浦駅周辺で普通に見られる「体長(頭の先端から尻の先端まで)」33~36mm程度のセミだ。翅が長いため「全長(頭の先端から翅の最後部まで)」はアブラゼミと同じくらいの大きさ(55mm程度)となる。袖ケ浦市長浦駅近辺での生息数は明らかにアブラゼミより少ない。アブラゼミよりやや遅く鳴きはじめ、アブラゼミよりも早く姿を消すのが普通だ。ただし2020年は梅雨明けが8月1日となり、それまで気温が低かったことから8月初旬に一気に羽化して、8月末ごろには一気に数が減ったような感じがしている。このためアブラゼミと出現時期がほぼ一致していた。

<鳴いていた時期>

2020年7月21日~9月14日 

2021年7月13日(2匹)~9月6日

2022年7月13日(1匹)~9月21日(9~10月は日中不在のことが多く、鳴き声確認ができないことが多かった)

2023年7月19日(数匹・目視確認・捕獲あり。7月18日までの数日は連日猛暑。すでに鳴いていたと思われるが気づかなかった)~8月16日(ただし総武本線酒々井駅脇で9月12日に鳴いていた)

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写真1 ミンミンゼミ。翅が長いので大きく見えるが、頭の先から尻までの体長はアブラゼミよりも小さい。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2020年8月1日、千葉県袖ケ浦市長浦駅

 

写真2 鳴いている最中は”いきむ”ため、翅をやや開いた形になる。 EOS40D, EF400mmF5.6L USM, ISO400, 1/250秒, f=6.3。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2009年8月2日千葉県袖ケ浦市 

 

写真3 正面からみたミンミンゼミ。写真を180度ひっくり返して掲載しようかとも思ったが撮影時のままにした。 EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月31日、千葉県袖ケ浦市長浦駅

 

写真4 やや見下ろすような角度で撮影したミンミンゼミ。頭の先端から翅の先端までの長さ(全長)に対して頭の先端からお尻の先端まで(体長)は半分程度しかないことが分かる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年9月16日、千葉県袖ケ浦市蔵波

以上