千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アオウミウシ

<編集履歴> 2021年01月04日公開、2021年06月12日見直し更新(第1回目、写真追加)

 

 アオウミウシHypselodoris festivaは見ての通り濃青色の地色に白色または黄色の筋が入り、触角と鰓は赤色という鮮やかな色彩をしたウミウシだ。陸奥湾以南に生息しており、国内では最も有名なウミウシだろう。体長は意外に小さくてせいぜい40mm程度。私自身がこれまでに見つけた個体では伸びているときでも30mm程度の大きさだった。生息域が潮間帯以下の浅海とのことで、かなり潮が引いた時でないと見つけにくいと思われる。

 内房では浜金谷~上総湊付近が「北限」のようで、ここよりも湾奥部ではまだ見つけたことがない。

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写真1 潮だまりにいたアオウミウシPentax Optio WG-1, ISO400, 1/1000秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2020年4月30日、千葉県保田駅周辺

 

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写真2 写真1と同一個体。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/125秒、f=3.8。手持ち撮影、トリミングあり。2020年4月30日、千葉県保田駅周辺

 

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写真3 側面に近いアングルから。浜金谷付近では磯焼けが進んでいるが、コイツが居たのはまだ少し褐藻や緑藻が生えている辺りだった。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1,500秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月11日、千葉県浜金谷駅周辺

 

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写真4 交接中の二匹。こちらも磯焼けがまだ進んでいない辺りにいた。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1,500秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月11日、千葉県浜金谷駅周辺

以上