千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

オオゲジ

<編集履歴> 2021年01月08日公開

 

 ゲジという生物がいる。一般に”ゲジゲジ”と呼ばれていたムカデの仲間で、体長は2~3cm、足を広げると5~8cm程度の大きさになる。

 それを大型化したのがオオゲジ Thereuopoda cluniferaで、こちらの体長はゲジの倍の4~7cm程度の大きさになる。足を広げると10数cmにもなり、大人の手のひらを超えるという。本州、四国、九州、沖縄に生息しており、夜行性で小型の昆虫などを餌としている。人間に対しては無害、いやむしろゴキブリの幼虫を含む小さな虫を食べてくれるので、どちらかと言えば「益虫」に分類されそうな生物(昆虫ではない)だが、見た目が悪すぎる。1963年生まれの私はすぐに楳図かずおの恐怖漫画「漂流教室」(1972-1974)に出てくる怪物を連想するのだが、皆さんはいかがだろうか。 

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写真1 セミの幼虫やその脱皮の様子を撮影しようと夏の夜に公園をウロついていたところ、樹木に止まっているオオゲジを見つけた。体長4~5cm程度、足を広げて10cm程度だったろうか。見つけた時にはさすがにビビった。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/80秒、f=3.8。手持ち撮影、トリミングあり。2020年8月2日、千葉県袖ケ浦市長浦駅

 

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写真2 おかのうえ図書館近くの水路で見つけた死骸。自分の手のひらを参考にすると、端から端までで10cm程度以上の大きさだった。体長は4cm前後か。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒、f=8.0。手持ち撮影、内蔵ストロボ発光、トリミングあり。2020年9月16日、千葉県袖ヶ浦市蔵波

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