千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

イノシシ

<編集履歴> 2021年05月10日公開、2023年6月28日見直し更新(第3回目、写真追加)

 

 袖ヶ浦市の久保田や蔵波の里山エリア付近の田んぼや畑には電気柵が巡らせてあり、茂みの近くにはイノシシ捕獲用のワナが各所に設置されている。

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写真1 イノシシ捕獲用の罠。(2021年1月4日、袖ヶ浦市椎の森公園)

 

「この辺りに夕暮れ時によく出てくるヨ!」「手負いじゃないから襲ってこないので大丈夫!」などと周辺の方々から教わっているが、ボク自身はイノシシそのものはまだ見たことがない(注:2023年6月27日に目撃した。詳細は後述)。そんなに居るのかな?

・・・などと思い始めた頃、道路脇の獣道から出てきて路上に二本のひづめあとを残した動物がいた。また椎の森公園の中で2個体分のアゴの骨や骨盤などを見つけた(骨格標本と見比べてイノシシの幼獣(うりんこ)のものと推定)。

・・・やっぱりいるんだねぇ。

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写真2 けもの道近くのアスファルト道路に残された蹄のあと。恐らくイノシシのものだ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250sec., f=9.0。手持ち撮影、内蔵ストロボ発光、トリミングあり。2020年11月13日、千葉県袖ケ浦市久保田  

 

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写真3 イノシシの下顎骨。(2021年2月19日椎の森公園にて撮影)

 

 2021年9月24日に椎の森公園に行くと、木の杭のうえにイノシシの下顎骨が載せてあった。上述の物とは歯の様子などが明らかに異なるので3個体目ということになる。

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写真4 木の杭の上に置かれていたイノシシの下顎骨。歯の先端から骨の後端までおおむね20cmチョイ程度。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=10。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月24日、千葉県袖ケ浦市椎の森公園

 

【サワガニ観察ポイントC5を荒らすヤツ】

 2020年6月頃に大小合わせて10匹以上のサワガニを見つけた場所がある(本Blogのサワガニの記事参照、観察ポイントC5)。だが2020年6月末ごろに周辺がほじくり返され、サワガニは大きな個体は全く見つからなくなってしまった(その後、時々甲幅5mm~10mm未満の稚ガニを1~2匹みつけている)。おそらくイノシシにほじくり返されて大きな個体は食べられちゃったのではないかと考えている。2020年と2021年の観察結果より、1~2ヶ月に一度程度はこの場所をほじくり返しているようだ。

・関連記事:サワガニ(定点観察報告編) - 千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

 

【サワガニ観察ポイントC7を荒らすヤツ】

 散歩コース上でC7と名付けた観察ポイント。ここにもサワガニがいるのだが、観察ポイントC5よりも「得体のしれない生物」に荒らされることが多い場所だ。2023年6月27日に現地に行くと「何か」に荒らされた直後の様子だった。
 ホタルガが舞い、目の前にとまる。距離約1.5mでピントを合わせようとしたところで視界の片隅で何かが動くのに気づいた。
んん~?!うりんこだぁ!
崖側のガードレール下に全長40cm程度(小型の犬程度)の大きさのうりんこが顔を出していた!最短距離撮影にしていたレンズのピントリングを回して最望遠にするのには1秒とかからないが、その間にウリンコは姿を消してしまった。近づいて見られるか?撮れるか??足音をたてないように近づくと「フッ、フッ、フッ・・・」と鼻息が聞こえる。どうやら3頭ほどがいるようだが、藪の影になって姿は見えない。少し移動すると何かの影が見える。その進行方向を狙うとすぐにうりんこが姿を見せ、こちらにお尻を向けて藪の奥へと消えていった(写真では顔は写っていないのだけれど毛並みは分かるかな?)。この撮影ポイント訪問はそろそろやめて新しい場所を探そうかと思っていたのだが・・・。もう少し通いますかね~。

・関連記事:サワガニ(市内各地、その他) - 千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

写真5-1, 5-2 数メートル先にいたうりんこ。わかるかな~?EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO3200, 1/200秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2023年6月27日

以上