千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

テツイロナマコ

<編集履歴> 2021年5月19日公開

 

テツイロナマコHolothuria (Selenkothuria) moebii。

 学名Holoturiaの後にカッコ書きでSelenkothuriaと記されている表記を数多く見かけるので、分類を検討中(どちらにするか揉めている最中)なのだろう。磯遊びで眺めている分には問題ないので気にせず先に進む。

 さてテツイロナマコはやや明るい黒灰色のナマコで4~6月ごろの内房では比較的良く目にすることができる。干潮時に岩をひっくり返すと大小合わせて10匹くらいが固まっていることもある。大きさは伸びている時で4cm程度から15cm程度まで様々だ。身体はマナマコに比べるとかなり柔らかい。

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写真1 岩の裏にいた個体を引き剥がし、撮影しやすい潮だまりに置いて撮った”やらせ写真”だ。大きな個体に小さな個体が一緒にくっついてきた。大きい方は15㎝程度、小さいヤツは4cm程度だ。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/400秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月4日、千葉県富津市浜金谷駅周辺

 

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写真2 写真1の個体を別なアングルから撮影したもの。繰り返すけれど”やらせ写真”だよ。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/400秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月4日、千葉県富津市浜金谷駅周辺

 

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写真3 こちらは岩をどけたところにいたもの。6cmくらい。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1500秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月14日、千葉県浜金谷駅周辺

 

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写真4 干潮時に岩をどけるとこんな感じで数匹が半ば干からびている。この写真では4匹が確認できる。右側の薄いオレンジ色のヒトデは持ち上げた岩から剥がれ落ちたヤツデヒトデの腹面だ。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1500秒、f=4.2。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月14日、千葉県浜金谷駅周辺

 

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写真5 こちらも干潮時に岩の下にいた個体。海水に半分浸かっているので、写真4に比べると柔らかそうに見える。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/640秒、f=4.2。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月14日、千葉県浜金谷駅周辺

 

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写真6 色合いからテツイロナマコのイボの多い個体と考えているが、もしかしたら違う種類のナマコかもしれない。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/320秒、f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月14日、千葉県浜金谷駅周辺

以上