千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

キンセンガニ

<編集履歴> 2020年06月08日公開、2022年10月24日見直し更新(第4回目、写真追加)

 

 砂の浅瀬にいるキンセンガニMatuta victorの甲羅の左右には鋭いトゲがある。丸い甲羅の部分の横幅は35-40mm程度だが、トゲの部分を入れると片側で7-10mm程度増えて甲幅としては一回り大きめの50-60mm程度となる。甲羅をつまむ際には注意が必要だ。

 浅瀬で見つけ、少し追いかけるとヒラヒラと2m程度移動して直ぐに砂に潜ってしまう。歩脚が全て泳脚になっているのが特徴だ。砂に潜り始めると目まで隠れるのに5秒とかからないスピードだ。これを掘り出して撮影するのだが、少し手荒に扱うと脚を縮めて死んだふりをするので撮影しやすい。

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写真1,2 キンセンガニ。砂地に置くとたちまち潜ってしまう。掘り出して波打ち際に持ってきて撮影した。挟む力は強いぞ、痛いぞ。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1,250秒, f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2020年6月7日、千葉県富津市上総湊駅周辺

 

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写真3 砂地に潜ったカニを砂ごとすくい上げ、波で砂だけを洗い落とす。甲羅の左右には鋭いトゲがあるのでつまむ際には注意が必要だ。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1,000秒, f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月21日、千葉県富津市上総湊駅周辺

 

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写真3 死んだふりをするキンセンガニ。歩脚が全て泳脚になっている。Pentax Optio WG-1, ISO400, 1/1,500秒, f=4.6。手持ち撮影、トリミングあり。2020年6月7日、千葉県富津市上総湊駅周辺

以上