千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ボラ

 成長につれて名前が変わる魚を「出世魚」と言い、ブリ、スズキ、ボラ、マグロ、クロダイが知られている。

 ボラの場合は春先に卵から生まれ、初夏(6~7月頃)には体長が6~7㎝ほどになるが、この程度の大きさのものをオボコあるいはスバシリなどと呼ぶ。地方によって対象となる大きさや呼び名が異なるので、キッチリカッキリ分類する必要はない。これはこのあとの段階や他の出世魚でも同じだ。

 晩秋に体長が20㎝ほどを超えるようになるとイナと呼ぶ。そして孵化から一年が過ぎた春ごろには約30㎝の成魚となり、これをボラと呼んでいる。ボラはさらに成長を続け、50㎝を超えるようになるとトドという。このあたりで成長は止まる。「トドのつまり」の語源だ。

 ボラの卵巣を干したものをカラスミと呼ぶ。またボラは雑食性で胃袋(幽門部)の筋肉が発達している。このことから「ボラのへそ」あるいは「そろばん玉」などと呼ぶことがある。「ボラのへそ」で検索してごらん。食材としてのボラの胃の写真が多数見つかるよ(なお食材としてボラの胃はウスと称することもある)。

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写真1 オボコとかスバシリと呼ばれる全長7-10㎝前後のボラ。EOS70D、EF70-200㎜F4L IS USM、ISO400、1/500秒、f=9.0、手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月7日、千葉県袖ケ浦市

 

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写真2 夏の終わりごろには10-15㎝程に成長したボラの子供が河口に群れている。オボコとかスバシリと呼ばれるサイズのうちのやや大きめのものだ。EOS70D、EF400㎜F5.6L、ISO400、1/500秒、f=7.1、手持ち撮影、トリミングあり。2016年9月4日、千葉県袖ヶ浦市

 

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写真3 全長50㎝以上となったボラ(トドという)が春先の水路をゆうゆうと泳ぐ。EOS70D、EF70-200㎜F4L IS USM、ISO400、1/160秒、f=6.3、手持ち撮影、トリミングあり。2019年3月30日、長崎県長崎市

 

【ボラのジャンプ】

 岩国基地の脇でヒコーキ写真を撮影していた時、脇ではボラが何度も飛び跳ねていたので撮影を試みた。70-200㎜の中望遠レンズを最望遠程度にして、バシャバシャ跳ね上がる水面に向けしばらく待つ。魚が跳ねたら、すかさずカメラの中央で捉えてシャッターを押すのだ。20-30分程度の間に1魚体が画面に入ったショットが10カットほど撮ることができた。これらのうち、比較的良好なものを鬼のように拡大して掲載するが、残念ながらピントの合ったものは一枚も無かった。いや~、なかなか難しいものだなぁ。

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写真4~7 春先の河口。夕暮れ時に30-40㎝の成魚が次々とジャンプを繰り返す。共通データ:EOS70D、EF70-200㎜F4L IS USM、ISO200、1/1000秒、f=8.0、手持ち撮影、トリミングあり。2020年4月6日、山口県岩国市

 

以上

編集履歴

2020年04月10日 公開

2021年06月17日 見直し更新(第2回目、リンク切れ修正、写真追加)