<編集履歴> 2021年9月11日公開
ナマズSilurus asotusは日本各地の湖沼や接続する河川で見られる硬骨魚だが、私自身は袖ケ浦市内ではまだ見たことがない。
写真1 松山城のお堀を眺めていたら、水底から全長70~80cm程度のナマズが浮かび上がってきた。慌ててカメラを取り出して数枚を撮影することができた。EOS70D, EF70-200㎜F4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=6.3、手持ち撮影。トリミングあり。2021年7月24日、愛媛県松山市、松山城のお堀
写真2 写真1を撮影した後のナマズはしばらく表層を泳いでいたので追いかけて撮影した。EOS70D, EF70-200㎜F4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=6.3、手持ち撮影。トリミングあり。2021年7月24日、愛媛県松山市、松山城のお堀
【余談その1】
1970~75年ごろの話。東京・杉並区のJR阿佐ヶ谷駅から河北総合病院に行く途中に小さな池(水たまりの大きなもの)があって、よくスルメを紐に結び付けてザリガニ釣りをしていたものだ。場所は35.7060N, 139.6390E付近だろうか。この池は周辺の開発が進むと水の供給が無くなったためか、だんだんと小さくなり、最後には干上がって無くなってしまった。今では跡形もなく住宅地の一部となっている。
水が少なくなった最後のころにはバラ線で周囲は囲われてザリガニ釣りのために近づくことができなくなっていたのだが、ふと池(水たまり)を見ると当時の感覚で1m近い大きなナマズが水底にいるのが見えたコトがある。水が無くなる1~2年ほど前のことだと記憶しているが、あのナマズは最後にどうなったのかなぁ・・・。
【余談その2】
農林水産省の輸入統計を見ると、ここ数年はベトナムからのナマズ輸入量が急増していますね。近所の大手系列スーパーでもナマズのフィレが店頭に並ぶことがあります。安くなったら買ってみようと思うのだけれど、入荷量が少ないためか値引きシールが貼られる前に売り切れてしまい、私の口には入りません。
1990年代から2010年代にかけて東南アジアの各地で見かけた現地のナマズ養殖池(粗放型)では池の上に小さな小屋のトイレがあって、「爆撃」すると下で魚がバチャバチャバチャ・・・!その魚を水揚げして池の端で丸焼きにして売ってましたっけ。現在の輸出用のナマズ養殖は高密度配合飼料供給育成のようで、その様子はyoutubeなどの動画サイトで見ることができます。現代の養殖法の方が生産効率、作業効率や衛生面など多くの点で優れているのでしょうか、なんとなく栄養剤や各種の薬が配合された飼料を使った養殖よりも、寄生虫や病原体が付着している可能性もある粗放的な養殖の方がイイなぁと遠い目をして想います。
以上