千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

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陸上自衛隊のAH-1S対戦車ヘリコプター

<編集履歴> 2021年09月26日公開、2022年10月09日見直し更新(第1回目、見直し等実施)

 

 陸上自衛隊木更津駐屯地には第4対戦車ヘリコプター隊があり、10機程度のAH-1Sが配備されている。陸上自衛隊AH-1Sは1979年より評価試験が行われたのち、1982年より配備が始まった。最終的には92機が調達されたが、このうち最初の2機は評価試験用の初期型(AH-1E相当)であった。量産型(AH-1F相当)は90機が調達されたが、このうちの1機は引渡し前の試験飛行中に墜落大破してしまったために納入されていない。   すなわち「調達したのは92機」だが、「納入・運用されたのは初期型2機、量産型89機の合計91機」だ。ネット上の各種の記述には「調達機数」、「製造機数」、「納入機数」、「運用機数」などの表現があるが、上述の通り「造ったけれど、防衛庁(当時)に引き渡す前に壊しちゃった一機」があるので、数値(機数)に誤りが時々見つかる。それぞれの記事内ではどの時点の機数のことを言っているのか、注意して眺めよう。

 さて本機は木更津駐屯地で行われる年に一度の公開日には編隊飛行やデモフライトを見ることができる。このほかにも県内では例年1月初旬に習志野演習場で行われる降下訓練初め、4月末に下志津駐屯地で行われるつつじ祭り、7月下旬に行われる海上自衛隊館山航空基地の一般公開(館山うみまちフェスタと同時開催)などで見ることができる。全国に残る機体は50機程度だが、もっとも新しい機体でも20年以上使われており、数年以内(2027年前後)には全機が引退するものと予想している。見ることができるうちに記録に残しておこう。

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写真1 木更津駐屯地祭で見られらたAH-1Sの低空での編隊ホバリングシーン。後方には会場を離脱する2機のCH-47J/JAが写っている。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/400秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2013年5月12日、千葉県木更津駐屯地

 

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写真2 木更津駐屯地祭で飛び回るAH-1S。EOS70D, EF400mmF5.6L, ISO200, 1/800秒, f=5.6。手持ち撮影、トリミングあり。2017年9月10日、千葉県木更津駐屯地

以上