千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

クロベンケイガニ

<編集履歴> 2020年03月18日公開、2023年06月15日見直し更新(第4回目、コメント追加)

 

 袖ヶ浦市の沿岸部にある水路の壁面や土手には甲幅35mmを超えるような比較的大きなクロベンケイガニが何匹もいる。早朝や夕方、暗い曇りの日の日中などには姿を見せることが多い。 

同じベンケイガニ科のベンケイガニやアカテガニも同じ場所でみられるとWikipediaなどに書かれているが、これら2種類のカニを市内で見かけたことは(私自身は)ない。

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写真1 クロベンケイガニ。EOS40D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/125秒, f=10。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影。トリミングあり。2017年8月20日、千葉県袖ヶ浦市

 

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写真2 草の上を徘徊するクロベンケイガニ。EOS40D, EF70-20mmF4L IS USM, ISO200, 1/200秒, f=8.0。手持ち撮影。トリミングあり。2021年6月20日、千葉県袖ヶ浦市

 

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写真3 喧嘩中のクロベンケイガニ。EOS70D, EF70-20mmF4L IS USM, ISO400, 1/125秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影。トリミングあり。2021年7月7日、千葉県袖ヶ浦市

 

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写真4 水路にいたクロベンケイガニ。EOS40D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/125秒, f=10。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影。トリミングあり。2017年8月20日、千葉県袖ヶ浦市

 

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写真5 斜め前から撮る場合には、原則として手前側の目にピントを合わせる。EOS40D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/125秒, f=10。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影。トリミングあり。2017年8月20日、千葉県袖ヶ浦市

 

【余談:カニの撮り方ワンポイント】

(1) 100mmを超えるレンズで正面から撮る場合には、原則として目と目の間あたりにピント合わせます。作画意図によっては、その他の場所に合焦させても構いません。

(2) 100mmを超えるレンズで横や斜めを向いたカニを撮る場合には、原則として手前側の目にピントを合わせます。こちらも作画意図によっては、その他の場所に合焦させても構いません。

(3) カメラのオートフォーカス性能によっては数ミリ程度の合焦誤差あります。一般的には価格の安いカメラでは誤差は大きく、価格の高い「プロも使っている」などと謳うカメラほど誤差は少なくなります(稀に外れることもありますけれど)。上手く合焦しない場合にははマニュアルフォーカスモードにして自分でピントを合わせるか、合焦させる参照点を変えて何度も撮り直しを行い、より良い写真を撮るようにしましょう。

 

【余談】

(1) 2022年3月初旬、クロベンケイガニのコロニーのある水路脇に行くと、穴だらけになって大きなクロベンケイガニが何匹もいた辺りはキレイに整地されてしまっていた。景観維持や防災(増水時の排水の円滑化)という点では仕方がないのだけれど、少々残念です。

以上