千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ムスカリ

<編集履歴> 2022年3月30日公開

 

 3月から5月頃にかけて紫色のブドウの房のような小さな花をつける野原の植物ムスカリMuscari sp.。「紫色の」と書いたが、白色やコバルト色の品種もあるそうなので、ここでの学名は総称としてMuscari sp.としておく。園芸種として1980年頃から国内市場に出回ったとのWikipediaには書いてあるが、同時に「約6万年前のネアンデルタール人の遺跡から、埋葬時にムスカリの花を手向けたと考えられる痕跡が発見されており、人類最古の埋葬花とされている」とのことで、ヒトとの付き合いは長い花だ。まぁ、ウンチクはグーグル大先生に伺ってみて欲しい。

 

 袖ケ浦では畑の脇の草むらや生垣の脇などでよく見られる。そこそこにまとまって生えてはいるが、中望遠ズームレンズで撮るには花と花の間隔が離れすぎていて、多数の花を一枚の絵に収めようとして、絞りを絞っても、1~2本の花茎にしかピントが合わないのが通例だ。撮影するなら撮りやすい場所を根気よく探そう。ぶっちゃけた話、野原に生えている野生種を撮影するよりも園芸をやっている方の庭先にて、まとめて植えてあるものを撮らせてもらった方が早い。

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写真1 ブドウのようなムスカリ。英語名はブドウヒヤシンスGrape hyacinthという球根種だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=9.0。手持ち撮影。トリミングあり。2022年3月25日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真2 複数の花茎にピントを合わせるのは難しい。横一列に並んだ場所を見つけて出来るだけ絞りを絞って被写界深度を大きくして撮影するとよい。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/320秒, f=9.0。手持ち撮影。トリミングあり。2022年3月25日、千葉県袖ケ浦市久保田

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