千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

コガネグモ

<編集履歴> 2022年11月24日公開、2022年11月27日見直し更新(第1回目、文書見直し)

 

 袖ケ浦市で見られる「黄色と黒の縞模様」を持ち、「網を張る」クモはおおむね三種類いる。コガネグモナガコガネグモジョロウグモだ。

 コガネグモArgiope amoenaに関するウンチクの詳細はWikipediaやそのスジの専門の方のサイトを見ていただくことにして(サラリと他力本願モード)、散歩途中での見分け方は概ね次の通りだろうか。

<メスの特徴>

・お尻が黒い。

・お尻から2番目の帯に3~5個の「黄色の点」がある。

・頭胸部は灰色で毛が生えているように見える。

・クモの巣に白い糸でx字状の「かくれ帯」(白帯ともいう)を作ることが多い。ただし「x字」の一部もしくは全てを省略することもある。

・初夏に成熟し、産卵して死滅するので秋には見られない(よって秋には似たような模様のジョロウグモばかり目にするようになる)。ちなみに秋口頃になって「一般的に近所で見られるクモが大きくなってから」撮影をしていたため、コガネグモの写真はここに紹介する雌の写真1枚しか撮影していない。2023年シーズン以降は撮影するように気を使いたいと思っている。

<雄の特徴>

・雌の1/5程度の大きさで体色は茶色一色とのこと。気づかなかったため、これまで写真を撮影していない。2023年シーズンには気を付けて観察していこうと思っている。

写真1 体長25mm程度のコガネグモの雌。クモの巣の中心からX字状に白い糸で造った「かくれ帯(白帯)」を作るが、省略することもあるという。これは上方に伸びる2本のかくれ帯を省略した例。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。手持ち撮影、内蔵ストロボ発光、トリミングあり。2021年6月13日、千葉県袖ケ浦市久保田

以上