千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

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イソスジエビ (?)

<編集履歴> 2020年04月09日公開、2020年09月28日見直し更新(第1回目、体裁変更)

 

 身体が透明なスジエビ(正式和名はイソスジエビかな?)。身体の中央に乳白色の塊が見えるが、これは何だろう?

 主に淡水産ザリガニ(アメリカザリガニなど)は脱皮前に体内のカルシウム成分を一時的に集めて胃内に乳白色の炭酸カルシウムの塊を作る。これは脱皮後には速やかに分解して、脱皮直後のフニャフニャの外骨格を硬化させるために使われるもので「オクリカンクリ(ヲクリカンクリ)」と呼ばれている。海水に比べてカルシウム成分の少ない淡水域に生息するザリガニで見られる体内カルシウム再利用機構だが、海産のイソスジエビでも同様の機構を有するのだろうか?

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写真1 EOS70D, EF18-55㎜F3.5-5.6 IS STM, ISO800, 1/80秒、f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2020年4月5日、山口県屋代島 なぎさ水族館

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