千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

蛾の話

ホシホウジャク

<編集履歴> 2023年09月24日公開 ホバリング(空中静止)しながら蜜を吸う体長35mm程度のスズメガの仲間。 色あいからどうやらホシホウジャクMacroglossum pyrrhostictaのようだ。過去にも何度か目にしているが、近寄って撮影可能な条件で見たのは初めてのこ…

クスサン

<編集履歴> 2023年5月5日公開 クスサンは翅を広げると10~13cm程度になる大型のガだ。幼虫は多食性(ブナ科のクリ、クルミ科のオニグルミ、ウルシ科のヌルデ、バラ科のサクラなどを食す)であり、北海道から南西諸島まで日本国内どこにでも分布している・・・が…

シャチホコガ

<編集履歴> 2022年11月22日公開 パッと見た目は「崩れた星のような形」と言うか、「変形六角形」というか。シャチホコガStauropus fagiの成虫は前翅の左右に後翅をはみ出させてとまることが多いという。だけどネット上にある写真では「そうでない、普通に三…

ウスキツバメエダシャク

<編集履歴> 2022年11月7日公開 ウスキツバメエダシャクは全身が白色の地で翅に2本の薄茶色の筋の入った綺麗なガだ。止まっている時の長さ(体長)は40mm程度、横幅は50mm程度といったところだろうか。近縁のコガタツバメエダシャクは一回り小さく、前翅の先…

ガの仲間(未同定その1)

<編集履歴> 2022年7月17日公開 そろそろ今年もアブラゼミが鳴きだすハズ、と公園の桜の樹を眺めていて見つけた全長30mm程度のガの仲間。 写真1,2 種不明。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミング…

蝶と蛾について

<編集履歴> 2022年7月17日公開 紹介している写真が増えてきたので、これまでは「蝶と蛾」を一つのカテゴリーでまとめていたものを「蝶の話」「蛾の話」に分けることにした。 では蝶と蛾の違いとは何か? 日本国内には「約270~300種程度の蝶」と「5500種程度…

ビロードハマキ

<編集履歴> 2022年6月18日公開 昆虫写真(生物写真)をそこそこ真剣に撮り始めて3シーズン目。 かなり目が肥えてきたように思っているのだが、それでも”新種”の発見が相次いでいる(笑)。先日みつけたコイツはなぁに? 写真1 頭を下向きにして止まっている…

オオトビモンシャチホコ

<編集履歴> 2022年5月28日公開 公園に行くと植樹が丸坊主になっており、その枝の先端には全長25~30mm程度の頭の黒い毛虫が数匹固まっていた。 思わず”うわぁぁっ!”と声を上げそうになる光景だが、この3シーズンほどで目が肥えてきたようだ。毛虫の形態から…

エビガラスズメ

<編集履歴> 2022年2月19日公開 エビガラスズメAgrius convolvuliはスズメガの仲間(チョウ目スズメガ科)で、大きなイモムシとなる。最大で7~8cm程度だろうか。食草はヒルガオ科の植物、すなわちサツマイモやアサガオ、ヒルガオなどだ。モリモリ食べるの…

メンガタスズメ

<編集履歴> 2021年10月22日公開、2021年11月24日見直し更新(第1回目、クロメンガタスズメと記載していたが、メンガタスズメだと思うようになったので記載変更) 毎年10月ごろからスズメガの幼虫が道路や壁の壁面で這いまわる姿がよく見られる。蛹になる場所…

ナカジロシタバ

<編集履歴> 2021年9月30日公開 ナカジロシタバAedia leucomelasの幼虫はサツマイモの葉を食い荒らす害虫だ。 年に3~4回発生し、その食欲は極めて旺盛・・・つまり害虫としては結構有名なんだな。 ということで詳細はここに書くまでもない。「ナカジロシタバ」…

ツマキシャチホコ

<編集履歴> 2021年9月26日公開 全長4cmほどのツマキシャチホコの幼虫を一匹見つけた。 コイツは通常は多くの個体が集まり、群れを成しているのではなかったかなぁ?と思い、付近を探してみたのだが見つからなかった。 写真1 一匹だけで葉を齧っていたツマキ…

クワコ

<編集履歴> 2021年9月13日公開、2023年01月25日見直し更新(第2回目、写真追加) カイコの原産種とされるクワコBombyx mandarina。 これまで見つけたことは無かった(あえて確認しようとはしていなかった)が、2021年9月初旬に横浜市の知人が自宅近くでクワ…

チャドクガ

<編集履歴> 2021年9月05日公開 春と秋の年に2回、ツバキ、サザンカ、お茶の葉などにビッシリとたかる小さな毛虫。チャドクガEuproctis pseudoconspersaの幼虫だ。毒毛虫で脱皮した古い皮についている毒毛にふれても肌がかぶれる厄介者だ。 一匹の大きさはせ…

未分類のイモムシ・毛虫

<編集履歴> 2021年6月10日公開 写真を撮ったものの未分類のイモムシ・毛虫の写真を紹介する。 写真1 サクラの枝にいたエダシャク(シャクガ科)の一種。35~40mm程度。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125秒, f=13。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影…

オビカレハ

<編集履歴> 2021年5月11日公開 薄青色のスジが綺麗なやや大型のケムシ。集団性があり、中齢幼虫までは糸で幕を張って群生するが、見つけた時にはすでに終齢に近い個体のためか、この一匹だけだった。別稿で記したタケカレハとは異なり、本種は無毒とされるが…

タケカレハ

<編集履歴> 2021年5月9日公開、2022年5月6日見直し更新(第1回目、5月初旬には最終令の幼虫を目撃する話を追記) ケムシの中でも比較的大きく、見つけると一瞬ギクッとするレベルの様相をしたタケカレハの幼虫。初めて見た(認識した)のは福岡県博多近郊で…

オオミズアオ

<編集履歴> 2021年05月09日公開、2022年3月28日 見直し更新(第4回目、写真追加) 自宅近くの草むらでナナフシを探しながらフト視線を足元に向けると縁石脇の草にオオミズアオActias alienaが止まっていた。薄緑色のキレイな個体だった。 写真1 オオミズアオ…

ウスタビガの繭

<編集履歴> 2021年5月5日公開 箱根登山鉄道で「撮り鉄」した際、強羅ー彫刻の森駅間でみつけた薄緑のウスタビガの繭。秋には成虫になって卵で冬を越すので、3月に撮影したこの繭には中味がありません。列車の撮影ポイント脇に3つほどブラ下がってました。 写…

クワゴマダラヒトリ(?)

<編集履歴> 2020年5月10日公開、2021年9月3日見直し更新(第3回目、2021年5月には見つけられなかったことを追加) 上総湊に2020年5月に訪問した際、駅から漁港にかけての集落周辺に数多く見られた5cmほどの黒っぽい毛虫。どうやらクワゴマダラヒトリらしい。…