千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ハタゴイソギンチャク(?)

<編集履歴> 2024年3月17日公開

 

 千葉県南端の館山周辺には海流の影響もあって、暖海性(亜熱帯性/熱帯性)の生物が見られることが多い。たまたま流れてきて目に入ったというだけ(冬季には死滅する)という生物から、温暖化の影響もあって居ついてしまったというものまで様々だ。「昔から時々見られる」生物もいれば、「以前は見られなかったけれど、近年はやたらと目にする」生物もある。だけど学術的に(体系的に/統計的に)調査して、「近年になって、確かに増加している」というような証拠を得られた生物はほとんどない・・・と思う(しっかり調べたワケではないので、感覚的なハナシ)。

 さて、ここで紹介するのはハタゴイソギンチャク(だと思う)。

館山市の北条海岸近くの漁港の船着き場で見つけたものだ。

 水族館ではクマノミの隠れ家として展示されている、太めの触手の先端がピンク色になっているヤツだな。ネット情報を探ると館山の沖ノ島周辺でシュノーケリング/ダイビングをすると、そこそこに見つかる種類のようだ。見つけた時には引き潮で、水深15cm程度のトコロに幅3~7cm程度の数個体が触手を揺らしていた。

 撮影時には風が少しあり、水面が波立っていたので、どうしてもピントを合わすことができなかったが、証拠写真レベルには撮れたと思う。「千葉県では、こんなのも見られるゼ!」という意味合いで紹介しておく。

写真1 船を浜に上げる斜面(の下部)で見つけたハタゴイソギンチャク(?)。横幅7cm程度か。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=7.1、手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月14日、千葉県J館山市北条海岸周辺

 

写真2 写真1の近くにいた、端から端まで4cm程度のハタゴイソギンチャク(?)。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/400秒, f=8.0、手持ち撮影、トリミングあり。2024年3月14日、千葉県J館山市北条海岸周辺

 

写真3 大きく育つと、こんな風になるのだろう。館山でここまで大きく育つかどうかは知らんけど・・・。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6L IS STM, ISO400, 1/30秒, f=7.1。手持ち撮影。2020年11月24日、鴨川シ―ワールド

以上