千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

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蝶と蛾について

<編集履歴> 2022年7月17日公開

 

 紹介している写真が増えてきたので、これまでは「蝶と蛾」を一つのカテゴリーでまとめていたものを「蝶の話」「蛾の話」に分けることにした。

 

では蝶と蛾の違いとは何か?

 日本国内には「約270~300種程度の蝶」と「5500種程度の蛾」とされるが、本Blogでは成虫の段階で以下の基準に当てはまるものを「蝶の話」と「蛾の話」に分けて収めることにする。

 なおWikipediaによると「チョウ(蝶)は、昆虫綱チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)のうち、Rhopalocera に分類される生物の総称である。」と最初の一行目に書いてある。その記事の中には体系図も掲載されているので、「生物分類学上の正しい分類」を求める方はそちらを参照して欲しい。 

【本Blogにおける”蝶”の基準】

(1) 主として昼行性

(2) 触角が棒状もしくは棍棒状(櫛状ではない)

(3) 止まっている時に翅をほぼ垂直にまで立てることができる(翅を広げて止まっていても良いが、立てることができる)

(4) 成虫の口が長いストロー状(通常はゼンマイのようにくるくる巻いている)

(5) アゲハチョウ、タテハチョウ、ジャノメチョウ、シロチョウ、シジミチョウ、セセリチョウの仲間

(6) そのほか「"蛾"ではないよな?」と私が思ったもの

 

【本Blogにおける"蛾"の基準】

(1) 上述した「蝶の基準」に当てはまらないもの

すなわち;

・主に夜行性

・触角が櫛状

・止まっている時の翅は体側にくっつくようになり、全体的には三角形に見えることが多い。

・成虫の口は退化して見えないことがある。

 

  これらの蝶と蛾の蝶のうち、どれだけが袖ケ浦市にいるのかは確認していない(図書館に行けば2000年前後に市内の生物の種類について調べた報告書があることは知っている)し、また、どれだけのものを撮影して、本Blogで紹介できるかは未知数だ。

  堅苦しい書き方になってしまったが「チョイとばかりムシについてかじった者」が「自分で分類できる程度」で分類するとこうなった、というレベルの分類だ。

 自分で理解して、より深く確実に分類できるようになった際には、この分類を改訂したいと思う。「これは蛾だろう?」とか「これは蝶です!」という突っ込みは大歓迎ですので、どうかよろしくお願いいたします。

【参考URL】 

チョウ - Wikipedia

 

【参考文献】

(1) ときめくチョウ図鑑、今森光彦山と渓谷社(2014)

(2) イモムシハンドブック(1~3巻)、安田守、文一総合出版(第1巻発行2010)

(3) 蛾の生態標本図鑑、今井初太郎、メイツ出版(2020)

以上