千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アオダイショウ

<編集履歴> 2022年04月16日公開、2023年09月31日見直し更新(第4回目、目撃情報追加)

 

 袖ケ浦市に引越してきたのは1994年だが、コロナ禍となった2020年春ごろより生物の写真撮影をいくぶん真剣に始めるまでアオダイショウをマトモに見た記憶はほとんど無い。2020年9月21日になって、ようやく久保田にある公園の植込みにて全長20cmほどのアオダイショウの子どもを見つけた。いや、正確には遊んでいた子供たちが見つけて騒いでいるのに気づいて見に行ったという状況だ。残念ながらこの時はスマホも含めてカメラは持っていなかったので紹介できる写真はない。2020年10月にはJR長浦駅近くでアオダイショウの脱皮殻を目にしているが、この時もカメラは持っていなかった。2021年1月31日には全長1.3m程度の成体が頭を砕かれて水路に捨てられていた。「袖ケ浦市内にも生息している」ことは確実なのだが、なかなか写真を撮れない生物の一つだった。

 2022年4月16日に散歩をしていた際のこと。近所の公園の植込みに青みを帯びた茶色の塊が投げ込んであった。「ゴミか・・・」と思って通り過ぎた瞬間「違うっ!」と気づいた。若いアオダイショウがとぐろを巻いていたのだった。

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写真1-1~1-3 近所の公園の植え込みでとぐろを巻いていた全長は50cm程度の若いアオダイショウ。撮影後につんつん突いたら、ノロノロと逃げて行った。(2022年4月16日、スマホで撮影。千葉県袖ケ浦市長浦駅前)

 

 2022年5月8日の昼過ぎ、図書館に行くついでに散歩していたところ、とある高台近くの民家の脇で1m程度、胴幅30~35mm程度の大きなアオダイショウを見つけた。正面から一枚撮ると側溝へと逃げて行ったが、やがて隙間から顔をだしてきたので再び撮影することができた。

写真2-1~2-5 アオダイショウ。正面から一枚撮ると(文字通りに)Uターンして瓦の隙間から側溝に逃げ込んだが、やがて隙間から顔を出してきた。落ち着いたのかチロチロと舌を出し始めたが、こちらの存在に気付くと舌をひっこめ固まってしまった。固まっている間に移動して別なアングルから撮影する。この後、側溝の中に引っ込み、どこかへと逃げてしまった。共通撮影データ:EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400、1/200~1/250秒、f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり(写真2-3~2-5は内蔵ストロボ発光)。2022年5月8日、千葉県袖ケ浦市久保田にて。

 

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写真3-1  頭を砕かれ水路に捨てられていた1.3m程度のアオダイショウの死骸。冬眠中に作業者に見つかり殺されたのだろうか? EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/800秒、 f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年1月30日、千葉県袖ケ浦市今井

 

写真4-1, 4-2  福岡県築城基地北東部の堤防をよじ登る全長1m程度のアオダイショウ。堤防は「ほぼ垂直」(80度程度か)だが、わずかな引っ掛かりを利用して器用に登って行った。下の写真は堤防の「上」に辿り着き、這いずり回っているところ。 EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160~1/200秒、 f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月6日、福岡県築上町築城基地

 

写真5-1  福岡県築城基地脇で見つけたこの日2尾目のアオダイショウ。全長80cm程度だった。 EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160~1/200秒、 f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月6日、福岡県築上町築城基地

 

【目撃記録】(生死を問わず、年間2回見られれば良いほうだろうか。)

2020年09月21日 全長20cmほどの幼蛇 久保田の公園の茂み

2020年10月  JR長浦駅近くに脱皮殻あり

2021年01月31日 全長1.3mほどの成体 水路に捨てられていた死骸

2022年04月16日 全長50cmほどの若い個体 久保田の公園の茂み

2022年05月08日 全長1mほどの成蛇 久保田の民家脇(農道)

2022年06月06日 全長1mほどの成蛇 福岡県築城基地

2022年06月06日 全長80cmほどの若い個体 福岡県築城基地

2023年05月30日 全長60-70cmほどの若い個体 蔵波の高台茂み(撮影前に逃走)

2023年09月20日 全長60-70cmほどの轢死体。久保田の道路上、ぺしゃんこになって数日経過したもの。

 

以上