<編集履歴> 2021年01月14日公開、2021年01月27日見直し更新(第1回目、撮影データ追記)
H-47系列のヘリコプターは陸上自衛隊および航空自衛隊で運用されているが、ここでは陸上自衛隊のCH-47JおよびCH-47JAヘリコプターに注目して話を進める。
陸上自衛隊では1986年からCH-47Jの配備を始め34機を調達した。1995年からは性能向上型のCH-47JAの配備を進め35機程度が調達されており、旧いCH-47Jは順次引退してる。2021~2022年末ごろからはさらに能力を向上させたタイプの配備が継続される予定だ。機体は全国7か所の駐屯地の10部隊に配備されている。このうち千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地にある第一ヘリコプター団には第103飛行隊~第106飛行隊の四個飛行隊があり、全国でもっとも多くの機体を保有している。陸上自衛隊習志野駐屯地脇の習志野演習場にも空挺団支援や演習支援のために飛来することも多いため、千葉県内ではよく見かけるヘリコプターだ。
写真1 模擬戦展示にて車両を吊り下げてきたCH-47Jに駆けよる隊員。EOS40D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=5.6。手持ち撮影、トリミングあり。2015年10月11日、陸上自衛隊木更津駐屯地公開にて
【間近に撮影する機会】
千葉県内では次のイベントなどで本機を間近に撮影する機会がある。
1) 毎年1月10日前後に習志野駐屯地で行われる「降下訓練始め」。
2) 毎年7月末に行わる海上自衛隊館山航空基地の一般公開。
3) 毎年9~10月ごろ行われる海上自衛隊下総基地の一般公開。
4) 年に一度、秋に行われることが多い陸上自衛隊木更津駐屯地の一般公開。
写真2 木更津駐屯地祭にて編隊飛行を見せるCH-47J/JA。木更津駐屯地や習志野駐屯地周辺ではイベント前になるとこのような編隊飛行を目にすることが多くなる。 EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/500秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2017年9月10日、陸上自衛隊木更津駐屯地公開にて
写真3 習志野駐屯地降下訓練始めにて編隊飛行を見せるCH-47JAを演習場外周から撮影。電線や家の軒先の隙間から撮影するので、上手く撮れるかどうかは事前のロケハンと当日の運次第だ。EOS70D, EF400mmF5.6L USM, ISO200, 1/1,000秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年1月13日、陸上自衛隊習志野駐屯地外周にて
写真4 木更津駐屯地祭にて体験搭乗から戻ってきた機体を狙う。逆光となるので撮影時にオレンジ系のフィルターを使用すると疑似的に朝焼け・夕焼けのような雰囲気を出すことができる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/640秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2017年9月10日、陸上自衛隊木更津駐屯地公開にて
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