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海上自衛隊のSH-60K哨戒ヘリコプター

 <編集履歴> 2021年1月27日公開、2021年4月27日見直し更新(第1回目、SH-60Jが配置替えとなり、館山基地から消えために本文見直し修正)

 

 房総半島の南端には海上自衛隊館山航空基地があり、SH-60K、UH-60Jの2種類のヘリコプターが配備されている。SH-60Kは主として横須賀港を母港とする護衛艦に搭載されるため、護衛艦が出港すると飛び立ち、帰港すると戻ってくる。また搭載されるべき護衛艦が横須賀港に停泊している間は、基地周辺で訓練飛行を行っている。

 以前はSH-60Jも配備されていたが2021年4月1日付で長崎県大村基地に配属替えとなったため、現在は館山基地には存在しない。

 救難ヘリコプターUH-60Jは主に硫黄島に派遣されており、整備の際に戻ってくる。こちらも数年後には新型UH-60Kへと置換される予定となっている。 

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写真1 地上滑走するSH-60K。EOS40D, EF400mmF5.6L USM, ISO100, 1/500秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2009年5月31日、館山航空基地公開イベントにて

 

 平日には館山駅からバスで10分程度の航空隊前(終点)で下車後、徒歩で3分ほどの壁付近から訓練する機体を眺めることができる。基地北西部の沖ノ島付近では滑走路より南側には行けないため、逆光条件でしか見ることはできない。

 間近に動きのあるシーンを見るならば例年7月後半の週末に行われる基地公開イベントに足を運ぼう。この時には他のヘリコプターなども展示される。都心からやや離れた場所の比較的小規模なイベントなので、それほど混みはしない。おススメだ。 

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写真2 編隊で着陸するSH-60K。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/320秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2016年7月30日、館山航空基地公開イベントにて

 

 なお例年6月初旬ごろには対岸の横須賀で乗り物関連のイベント(よこすかYYのりものフェスタ)が行われており、この時に館山航空基地のヘリコプターが展示されることもある。早朝の機体搬入時や夕方の帰投時には飛行シーンを撮影できる可能性がある。この手のイベントでは周辺状況や気象条件等により機体が参加しないこともあるし、展示されても飛行シーンを撮影できないこともある。自分の運を信じて行ってみよう。

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写真3 「よこすかYYのりものふぇすた」会場を帰投のために離陸した直後のSH-60K。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/500秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2018年6月9日、神奈川県横須賀市

 

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写真4 編隊飛行を行うSH-60K。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/320秒, f=11。手持ち撮影、トリミングあり。2016年7月30日、館山航空基地公開イベントにて

以上