千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アカサシガメ

<編集履歴> 2021年10月01日公開、2022年4月17日見直し更新(第1回目、写真追加)

 

 肉食性のカメムシの一種、サシガメ。

 肉食性と言っても餌をかじり取るのではなく、針のような口(の器官)を相手に差し込み、体液を吸うタイプだ。人間を積極的に刺して吸血するような種類は国内には存在しないが、たまたま刺したり、捕まえようとしたときに防御的な行動によって刺すことがある。刺されると結構、痛いらしい。

 そのうちの一種で全身がほぼくすんだ赤色で体長15mm程度のヤツがアカサシガメCydnocoris russatus だ。翅の後半、体全体でいえば後ろ1/3程度は黒ずんだ色をしている。色具合が特徴的なので慣れるとすぐに見分けがつく。

 袖ケ浦市では4月中旬ごろから7月ごろにかけて成虫を目にしている。ただし小さな昆虫で現行の撮影スタイルでは撮影に向かないため、あまり気にかけて観察はしていなかったため、それ以外のシーズンでも見落としていることはあるかと思う。

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写真1 アカサシガメ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年6月8日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真2 イチモンジカメノコハムシの幼虫を捕らえたアカサシガメ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月30日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真3 普段は口器をたたんでいるアカサシガメ。口器を前に突き出した姿の方がカッコイイのだけどなぁ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/125秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年4月11日、千葉県袖ケ浦市久保田

以上