千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

フジ

<編集履歴> 2024年4月29日公開

 

 フジWisteria floribundaは、マメ科フジ属のつる性落葉木本で、日本の固有種だそうな(Wikipedia、2024年4月29日閲覧より)。千葉県袖ケ浦市長浦駅近辺では、4月の後半、八重桜が全て散ったころから5月初旬ごろにかけて、フジの花が見ごろになる。有名なフジ棚などは特に耳にしていないが、公園や民家の庭先などには「良い絵になるな」と思うような場所を時々みかける。

 フジの花の撮影する際には、太陽の光の強い晴天よりも、柔らかな光が全体を包み込むような曇天の方が、きれいなムラサキ色が出やすいように思う(強い光の下だと、光の当たった部分が白飛びしてしまのだな)。またできれば背景を木陰など暗い色にするような位置を探して撮ると淡いムラサキ色が引き立つことだろう。なお、旬を過ぎるとムラサキ色であっても、花がしおれていることがあるので、なるべくシーズン初めごろから半ばごろまでに撮影することを心がけよう。

写真1 福田公園のフジ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=9.0、手持ち撮影、トリミングなし。2024年4月29日、千葉県袖ケ浦市久保田の福田公園

 

写真2 写真1のフジの花の一部をアップで撮影。この際に背景が暗くなるような位置を探して撮影すると良いだろう。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=8.0、手持ち撮影、トリミングなし。2024年4月29日、千葉県袖ケ浦市久保田の福田公園

 

写真3 写真1のフジの花の一部をさらにアップで撮影して画面を花だけにしてみた。生物学的な写真としては良いかもしれないが、適度な量の花と空間を利用したほうが、「絵」としては落ち着いたものになる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=8.0、手持ち撮影、トリミングなし。2024年4月29日、千葉県袖ケ浦市久保田の福田公園

以上