千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

アカテガニ

<編集履歴> 2023年6月15日公開

 

 アカテガニはベンケイガニ科のカニで中国東部、台湾、朝鮮半島、日本列島に分布する。日本国内では本州から南西諸島まで、海岸や川辺の岩場、土手、石垣、森林、湿地等に生息する。カニの中でも乾燥によく適応した種類で結構水辺から離れたところでも見つけることがある。陸上生活ができる理由をWikipediaアカテガニの項より抜粋しておこう。

<抜粋開始>カニは鰓呼吸をするので水がないと生きていけないが、アカテガニは鰓呼吸した水を口から吐き出し、腹部の脇を伝わせて空気に触れさせ、脚のつけ根から再び体内に取り入れている。この水の循環ができるためわずかな水で生きていくことができ、むしろ水に長時間浸かっていると溺れて死んでしまうほどである。ただしこれを長く繰り返せば水が蒸発して少なくなり、さらに体液なども混じった水は粘りけが出てくるため、口から「泡を吹く」ことになる。<抜粋終了> へ~ぇ。

 

 ちなみに袖ケ浦市長浦駅周辺の水路や川周辺ではクロベンケイガニやアシハラガニはよく見かけるけれど、アカテガニはまだ見たことがない。

写真1 築城基地周辺の草むらにいた甲幅30mm程度のアカテガニ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/200秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月6日、福岡県県築上町築城基地

 

写真2 築城基地脇の堤防の上にいた甲幅25~30mm程度のアカテガニ。目線が丁度良い高さにあった。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/320秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月6日、福岡県県築上町築城基地

 

写真3 背景を白抜きにして撮影してみた。撮影当時堤防の上にいたのは3匹程度だったので、写真2と同じ個体かもしれない。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月6日、福岡県県築上町築城基地

以上