千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ミミズ

<編集履歴> 2023年6月17日公開

 

 もくもくと大地を耕し続ける生物ミミズ。ウンチクを何か書こうかと思い、Wikipediaを見たらやたら詳しい解説が掲載されていたのでこちらへ誘導する。まぁ、毎度のコトだが。

Wikipediaはこちら;ミミズ - Wikipedia

 

 国内に何種類もいるミミズだが私自身は全く分類していないので、当面はこの記事内で撮影したミミズの全てを紹介する。とは言え、あんまり撮影していなのだけれどな・・・。

 地面から顔を出したり、雨上がりの道路で這いずり回ったり、あるいは水路に落ちてもがいていたり(そしてそのまま溺死していたり)する個体はよく目にするが、日常の散歩の際に「撮りやすい」条件でいることが少ないのだな。よって「今日はミミズを撮るぞ!」と心に決めて、それなりの条件の時に撮れそうな場所に出かけていくことになる。

 撮影は5月下旬ごろから秋雨シーズンまでの「雨の降ったあと」で「陽が射すまで」がベスト。雨が降っている時には撮りに行くのもイヤだし、晴れると場所によっては直ぐに地表に出てきたミミズが干からびてしまう。

 なるべく体表に泥や草が付いてない個体が全体像を見る時にはイイのだけれどなぁ、と探している時に限って泥まみれ・砂まみれ・草まみれの個体ばかり見つけているような気がしている(よって撮影した写真もごく僅かしかない)。

写真1 草むらを這いずり回っていたミミズ。左端が頭部だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年11月15日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

写真2 頭部近くにみられる「環帯」。その詳細はWikipediaなどで調べてくださいマセ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2023年6月2日、千葉県袖ケ浦市蔵波

 

 ミミズの綺麗な全身写真を撮るにはどうしたら良いかいな?もちろん取り上げて水で洗って、シャーレの上に置いて撮れば良いのだが、あくまで屋外にいる状態(せいぜい、小枝でつつく程度で手を下さないという条件)で撮るというルールを自らに課しているので、この手は使えない。側溝の水の中で溺死したミミズの死骸を眺めていてフト気が付いた。そうだ、浅い水深の側溝に落ちたヤツを撮ればイイじゃん!水がキレイな場所でかつ流れているような場所なら体表のゴミも洗い流されているハズ。そこで梅雨の晴れ間、やや水量が多くなり水の流れが増した側溝を眺めながら歩いていると、「適度な大きさ」で「浅い水深」かつ「水の反射の消える場所」に一匹のミミズがのたうっていた。水に洗われて「体表もキレイ」だ。絶好の撮影条件でしたね。美味しくいただきました。

写真3 浅い水深の側溝に落ちていたミミズ。綺麗に撮れたので満足です。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/500秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2023年6月13日、千葉県袖ケ浦市袖ケ浦公園周辺

 

シーボルトミミズの思い出】

 ミミズというと一般には赤黒い色から赤みの強い肌色程度のものを思い浮かべるだろうが北九州周辺には「青い」ミミズが生息している。シーボルトミミズだ。すごいぞ、ホントに青いのだから。

 2011年11月中旬の小雨の降る日に北九州のJR田川後藤寺駅近くの客先を訪問した。時間調整のために山道の脇で休んでいた際にふと目に入った青いヒモ。よく見ると胴幅1cm、長さ40cm程度の青いシーボルトミミズが多数、崩れた岩土の間でうごめいていたのだった。時期と条件が良かったのだろうか、なかなか壮観。残念ながら写真は撮影していない。結構、辺鄙な場所だったのと、翌春には東京へ異動したために、この場所には再訪していないが、そろそろ「シーボルトミミズを撮影するために」行ってみても良いかなぁと考えている。

以上