千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

シャコ

<編集履歴> 2021年12月19日公開

 

 シャコOratosquilla oratoriaは分類上はエビやカニの遠い親戚に当たる。「シャコエビ」などという地方もあるが、エビとは全く別な生物と考えても良い。シャコはシャコだ。泥底や泥砂底の内湾に生息する、ということで東京湾のシャコ(江戸前のシャコ)も幾分有名だが、たとえ大潮であっても磯遊び程度で見つけるのは大変に困難な生物だ。

 ウチの近所では春から初夏と11月ごろから12月中旬ごろにかけて「富津産」と称する12~15cm程度のものが店先に出回っている。2021年秋の店頭価格は大小合わせて7尾で400~550円程度だった。閉店時間前に行くと半額になっていることもあるがシャコは酵素による自己消化が早いため、鮮度が落ちると身がヘタり、また身が柔らかくなって千切れやすくなるなど調理が困難になる。美味しいうちに少しだけ購入して食べるか、多少鮮度が落ちても安くなったものを多量に買ってきて一気に食べるかと、割引シールを張る時間になると店頭でウロウロしながら頭を悩ませている。 

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写真1 閉店間際のスーパーにて7尾で157円(税別)。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6L IS STM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年11月26日、千葉県袖ケ浦市

 

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写真2 塩茹でした後のシャコ。これをワサビ醤油にて食す。身だけを取り出して甘辛煮にするなど調理方法は色々あるが、この程度ではチョイと味見をするくらいの量しかない。食べ終えたら今度は楊枝を手にして「爪の肉」をほじくり出して食べるのだ。旬の香りと味をチョイと楽しめれば十分かな。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6L IS STM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年11月26日、千葉県袖ケ浦市

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