千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

マムシ

<編集履歴> 2020年11月20日公開、2022年12月24日見直し更新(第4回目、写真追加)

 

 マムシGloydius blomhoffiiは国内ではハブに次いで有名な毒蛇。関東近辺ではハブよりもマムシの方が毒蛇としての認知度は高いのではないだろうか。年間1,000~3,000人が噛まれ、そのうち10名ほどが命を落としている。致死率は0.3~1%ということか。

参考URL:松山正十字病院「ヘビ咬傷 特にマムシ咬傷について」http://www.matsuyama.jrc.or.jp/rinsyo/news/wp-content/uploads/2018/09/c107aa86679c47ff6f33da6fe1be2b3b.pdf

 

 さてマムシ袖ケ浦市内に確かに生息しているが、私自身は「生きているマムシ」をまだ見たことがない。2000年代には当時私が勤めていた袖ケ浦市中袖にある工場の倉庫にマムシが現れて大騒ぎになったことがある。残念ながらその騒動の際に私は出張・外出中であったため、現物を見る機会は無かった。

 それから約20年近くを経た2020年11月19日になって、市内の緑地・耕作地近くを散歩をしているときに全長50cmほどのマムシの死体をみつけた。その状況から車に轢かれたのではなく、発見者が頭を砕いて殺したあとに打ち捨てたもののようだった。

f:id:Unikun:20201120190407j:plain

写真1 頭を砕かれた全長50cmほどのマムシの死体。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/400秒, f=10。手持ち撮影、トリミング無し。2020年11月19日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

f:id:Unikun:20201120190436j:plain

写真2 マムシの死体。写真5の死体をひっくり返したところ。腹側に黒いまだら模様があることが判る。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/320秒, f=10。手持ち撮影、トリミング無し。2020年11月19日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

 2021年5月1日にはゴルフ場の近くの道で全長25㎝ほどの小さな個体が車に轢かれて死んでいた。一言記載するだけで済む話だが、このBlog記事に対象となるマムシの写真が上記の死んだ一個体分しか ないので、「場つなぎ」として添付しておく。

f:id:Unikun:20210505164721j:plain

写真3 車に轢かれた死骸。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/160秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミング無し。2021年5月1日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

写真4 天然の生体写真が無いので動物園で撮影したものを張り付けておく。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO1600, 1/80秒, f=5.0。手持ち撮影、トリミングあり。2022年6月1日、北海道旭川市旭山動物園

 

写真5 毒牙の様子が分かる標本。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6L IS STM, ISO1600, 1/25秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2022年12月8日、国立科学博物館企画展「毒」展示物

以上