千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

箱根登山鉄道線

<編集履歴> 2021年01月08日公開、2021年11月19日見直し更新(第4回目、写真追加)

 

 箱根登山鉄道株式会社は小田原ー強羅を結ぶ鉄道線と強羅ー早雲山を結ぶ鋼索線(ケーブルカー)を有しているが、登山電車が「乗客を乗せて走る」のは箱根湯本ー強羅間のみ。検査区のある入生田ー箱根湯本間は「乗客を乗せずに」走っている。登山電車の名が示す通り、箱根湯本ー強羅間には国内最大級の傾斜が続き、3か所のスイッチバックがあることで有名な路線だ。使用される車両はユニークなものが走っているが、ここでは私好みの「昭和40年以前の設計・製造」車両についてのみ取り上げる。

 2022年4月時点で走っているのはモハ1形104-106号車のユニットとモハ2形108号車の合計3両のみ。106号車は旧塗装のクリームと青色に塗られている。両運転台のモハ2形モハ1形に連結されて3両編成で運転されることが多く、この場合106号車は中間に挟まれる形で運用されているようです。106号車の「顔」を撮りたいと思っているのだけれど、イベントの時や108号車が検査で使われない時など、特別な場合でないとみられないようです。

f:id:Unikun:20210108194820j:plain

写真1  箱根登山鉄道最後の吊り掛け駆動方式となったモハ1形103-107号車は2019年7月に廃車となった。EOS40D, EF28-70mmF2.8L USM, ISO400, 1/1,000秒, f=4.5。手持ち撮影、トリミングあり。2008年9月23日、彫刻の森ー強羅間

 

f:id:Unikun:20210108194847j:plain

写真2  モハ1形だが、中空軸平行カルダン駆動方式の104-106編成。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/500秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2020年12月14日、出山信号所ー大平台間

 

f:id:Unikun:20210108194918j:plain

写真3  塔ノ沢駅では手前側に強羅方面への車両が入ることがあり、綺麗に撮れるかどうかは時の運。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/500秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2020年12月14日、塔ノ沢駅

 

f:id:Unikun:20211017124011j:plain

写真4  復刻塗装車も良いけれど、自分の世代ではやはりこの色が箱根登山鉄道だね。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/1,250秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2021年3月11日、彫刻の森-強羅間

 

f:id:Unikun:20210108194943j:plain

写真5  緑色一色に塗られたモハ2形109号車は2021年月21日に引退した。次位の水色とクリーム色に塗られた車両はモハ1形106号車だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/640秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2020年12月14日、大平台駅ー上大平台信号所間

 

f:id:Unikun:20210108195007j:plain

写真6  カラフルな塗装の編成がいく。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/1000秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2020年12月14日、大平台駅ー上大平台信号所間

 

f:id:Unikun:20210108195655j:plain

写真7  水色とクリーム色に塗られたモハ2形110号車は2017年に廃車となった。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/1,000秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2016年12月30日、強羅-彫刻の森駅間

 

f:id:Unikun:20211119220823j:plain

写真8  編成の中間に配された水色とクリーム色に塗られたモハ1形106号車をできるだけ大きく写すことと3両編成であることが判るようにすること。これを満たす解として挑んだ構図。温泉宿と青空と急な上り坂も詰め込んでしまった。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO200, 1/800秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2021年11月13日、箱根湯本駅を出た直後

 

f:id:Unikun:20211119221646j:plain

写真9  両運転台のモハ2形108号車。左隅に踏切の注意書看板が入ってしまったので失敗の部類だが、構図的にはまぁ良いかと思っている。EOS70D, EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM, ISO400, 1/1,250秒, f=5.6。手持ち撮影、トリミングあり。2021年11月13日、大平台ー出山信号所間

 

【余談】

 箱根登山鉄道小田原市内線の廃止に伴い、1956年(1957年説あり)に長崎電気軌道に譲渡された151号車(小田原市内線当時はモハ20形201号車)は2019年3月30日をもって引退。「小田原ゆかりの路面電車保存会」によるクラウドファンディングにより、里帰りプロジェクトが実現して同会へと譲渡された。車両は2020年12月16日に長崎を出て19日には小田原市内の展示予定場所に到着して小田原市南町2-1-60 箱根口交差点そばの「Hakoneguhi-Garage 報徳広場」に設置された。その後、整備と再塗装が行われて車体番号は元の202号車に書き直されている。2021年3月11日に報道向け内覧会が実施され、翌12日より一般に公開された。 

f:id:Unikun:20210108195223j:plain

写真10  長崎電気軌道線でお別れ走行を終え、回送として浦上車庫に向かう151号車。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/800秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2019年3月30日、長崎市

以上