<編集履歴> 2021年10月17日公開
イトトンボの仲間は写真を撮影してから、家に戻って図鑑と見比べて種を同定している。その結果、本種は次の特徴からアジアイトトンボIschnura asiaticaと考えている。
<アジアイトトンボの特徴>
・雄は腹部第9節だけが青い
・肩の部分の黒い筋が二本、ほぼ平行に同じ太さに見える。
・腹部背側の黒色部分が腹部第1節より第8節まで続く。
イトトンボは撮りにくいので敬遠しがちだが、それでも機会があれば撮影するようにしている。アジアイトトンボは国内各地で普通に見られるイトトンボと言われているが、2021年シーズンに撮影した写真を見返すと本種は写真1に紹介した個体しか確認していなかった。
写真1 アジアイトトンボ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月17日、千葉県袖ケ浦市久保田
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