千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ウマビル

<編集履歴> 2022年5月7日公開

 

 ウマビルWhitmania pigraは袖ケ浦市内の田んぼやその周辺の水路で見つけることができる。田んぼに水を張ってある5月頃から7月末頃までが見つけやすい時期だが、川の中までしっかりと探すなら秋口頃までは見られることだろう。夕飯の食材を購入するついでに散歩をしながら観察するスタイルだと年に1~2回程度しか見られない「ややレア」な生物だ。

 大きさは10~15cm程度になるということだが、伸びたり縮んだりして移動するので見ている間にも変動が大きい。これまでに見た個体の長さはおおむね5~12cm程度で、横幅は縮んだ時で1.5cm程度、長く伸びた時で7~8mm程度だろうか。体色は暗緑色から緑色(オリーブ色との表現もネット上にある)の地色に黄色の縦筋が数本走っている。特に背中の中央を走る一本は太くて目立っている。「ヒル」の仲間だが吸血はしない。タニシなどを食べるそうだが詳しいことはネット情報を見て欲しい(完全他力本願モード)。

写真1 浅い水を張った田んぼの泥の上を這い進む10cm程度の大きさのウマビル。右下の細くなっている方が頭だ。水面上から中望遠ズームレンズで撮影し、画像ソフトで水面の反射を減じているが、できるならばPLフィルターを使って撮影したいところだ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/250秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2020年6月29日、千葉県袖ケ浦市久保田

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