<編集履歴> 2022年7月8日公開
シオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum全国各地で見られる中型のトンボ。袖ケ浦市では5月頃から11月ごろまで見ることができる。雄は青灰色で成熟すると白い粉を吹く。未成熟の雄と雌はくすんだ黄色に黒い紋様がある「ムギワラトンボ」だ。
袖ケ浦市では似たようなオオシオカラトンボOrthetrum triangulare melaniaも同じエリアにいるが、こちらは別項で紹介する。
写真1 シオカラトンボ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=9.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月8日、千葉県袖ケ浦市
写真2 EOS40D, EF400mmF5.6L USM, ISO400, 1/400秒, f=6.3。手持ち撮影、トリミングあり。2009年8月2日、千葉県袖ケ浦市久保田
写真3 4枚の翅がボロボロになったシオカラトンボ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月30日、千葉県袖ケ浦市久保田
写真4 EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/800秒, f=10。手持ち撮影、トリミングあり。2021年5月5日、千葉県袖ケ浦市椎の森公園
【オオシオカラトンボ(雄)との違い】
シオカラトンボ(雄)とオオシオカラトンボ(雄)の識別ポイントは「目(複眼)の色」、「翅(特に後翅)の付け根の色」、「腰の絞り具合」の3点だ。体色はオオシオカラトンボの方が幾分濃いが、見比べないと分からないだろう。
1. 複眼の色
シオカラトンボ(雄)は複眼と顔面が青色。オオシオカラトンボは黒褐色だ。
2. 翅の付け根の色
どちらも翅の付け根付近は黒ずんでいるが、オオシオカラトンボの後翅の付け根は黒が強く、また着色範囲も広い。
3. 腰の締まり具合
シオカラトンボの腰はキュッと締まって胴部が細くなるがオオシオカラトンボはなだらかな変化で尾に向かい細くなっていく。あまり良い画像がないのでご勘弁。
以上