<編集履歴> 2023年12月28日公開
春の土手や野原に生えてくるツクシ(土筆、筆頭菜)はスギナ Equisetum arvense(杉菜)の胞子茎のことであり、生物学的には「ツクシ」という植物は存在しない。スギナはシダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属スギナであり、大きなくくりで言えばシダの仲間だ。
本体(栄養茎)はスギナだが、あまり撮る気は起らず、マトモな写真は撮影していない。ツクシが顔を出すと「春だなぁ!」と撮影したくなるが、枯草を背景に枯草色の胞子茎を撮影するのは絵として好ましくなく、よい背景で絵となり、かつ撮影しやすいモノには、なかなか出くわさないので、これもまた、あまり撮影していない。そろそろ本腰を入れて撮影してみようかね・・・。
写真1 3月10日前後からツクシが顔を出す。あちらこちらで沢山見られるのだが、絵になるようなモノにはあまり出会わないので撮影しない。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=11、手持ち撮影、トリミングあり。2023年3月19日、千葉県木更津市久津間
写真2 ツクシはスギナの子、ではなくて胞子茎。薄緑色の胞子を飛ばす。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/250秒, f=9.0、手持ち撮影、トリミングあり。2022年3月25日、千葉県袖ケ浦市久保田
写真3 胞子を飛ばし終えたあとのツクシ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=9.0、手持ち撮影、トリミングあり。2022年3月25日、千葉県袖ケ浦市久保田
以上