千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

クジャク(インドクジャク)

<編集履歴> 2020年9月27日公開、2023年12月24日見直し更新(第5回目、目撃情報追加)

 

 近年、国内各地でクジャクインドクジャク)が増えてきているという。

 千葉県袖ケ浦市内にもクジャクがいるとのネット情報は読んだことがあったが、まさか自分の散歩コースにも居るとは思わなかったな・・・。生息している場所周辺には月に3~4回程度(散歩で)通過しているが、2020年7月19日に初の邂逅を果たして以来、2023年12月24日までに9回目撃している。平均すると年に2~3回程度出くわしていることになる。目撃した際の状況を以下に綴っていこう。

【2020年7月19日:初めての出会い】

 夕方の買い物に出かける途中、近所のゴルフクラブ近くの道を歩いていた時のこと。道路を横切る大型のトリ。

えっ?!何っ?!我が目を疑う瞬間。

 周辺でよく見かけるキジの突然変異体かと”一瞬”思ったが、やはりあれはクジャクだよなぁ?と慌てて追いかけていき、数枚を撮影。そのクジャクはしばらく民家の庭先や草原を散歩して満足したのか、再び道路を渡って高台へと戻っていった。

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写真1 道路を渡るインドクジャク。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/125秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2020年7月19日、千葉県袖ケ浦市

 

 後日、クジャクを見つけた近所の方々に話を伺ったら、この周辺には雄が一羽だけいるとのこと。昔飼っていた人がえる放鳥したとか、時々、電柱の上に止まっているのを見かけるとか。試しに「野良」+「クジャク(あるいは孔雀)」で検索すると結構出てきますねぇ。2010年のmixi投稿に「袖ケ浦に野生のクジャクがいるって聞きました・・・」というのがあった。クジャクの寿命は20年くらいだそうなので、もしかして同一個体かもしれないね? 

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 写真2 民家の庭先を散歩中のインドクジャク。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/100秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年7月19日、千葉県袖ケ浦市

 

【2020年08月22日:2度目の邂逅】

 今朝はムシの予感がしたので70-200mmと400mmレンズをカバンに放り込み、いそいそとゴルフクラブ近くの散歩道へ。
到着後、まずは記録に一枚・・・。
と、ここで気がついた。
 レンズはカバンに放り込んだのだけど、カメラボディを忘れてきたことに・・・(家を出る直前にバッテリ交換していたのだ)。

”何やってんだかなぁ~”とぼやきつつ、山道(小高い丘に登る道)を登り、すぐ近くのナナフシモドキを多く撮影していたポイントに行くと、雑草も藪もきれいに刈り取られていた。道に積もった落ち葉が良い具合に生物の生息場所になっていたのだけれど、これもキレイに掃除されて乾いた路面となっていた。”あぁ、今年はこのポイントはもうダメだね~”などとつぶやきつつ、戻るために道を曲がると・・・、5メートルほど先にいたクジャクインドクジャク)と目があってしまった!両者ともにしばらく固まっていたが、やがてクジャクの方が逃げて行った。や~、やっぱりカメラはいつも持っていないといけないねぇ! 

 

 さてコイツは2020年7月19日に出会ったヤツと同じ個体だろうか?いやいや、この個体はあの特徴的な尾羽がなかったゾ。しかし調べたところではクジャクの立派な尾羽(上尾筒)は春から夏にかけての繁殖期に見られるけれど、繁殖期が過ぎた8月ごろからは抜け落ちるとのこと。と、いうことは同じ個体である可能性があるな。

やはりココにいるのは一羽のオスだけなのだろうか?

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  写真3 草むらを徘徊するインドクジャク。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/125秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2020年7月19日、千葉県袖ケ浦市

 

【2021年4月7日:3回目】

 2021年の春になり、散歩の途中で昨年(2020年)、二度目に出会った山道を訪問したところ、またしても出くわしてしまった。今回はカメラを持っていたが、レンズを取り付けていない。もたもたしているうちにクジャクは逃げていき、後追い撮影になってしまった。写真で判るように繁殖が近づいたためか立派な尾羽を生やしていた。

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 写真4 顔を合わせた後、逃げていくインドクジャクをカメラで追いかける。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/500秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年4月7日、千葉県袖ケ浦市

 

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 写真5 上記写真4に続くショット。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/400秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年4月7日、千葉県袖ケ浦市

 

【2021年7月3日:4回目】

 過去2回、クジャクを見かけた山道(小高い丘に登る道)の近くにある民家の庭先で休んでいるクジャクを発見。撮影場所から相当な距離があるので、望遠レンズで撮影したうえでかなりトリミングしています。こんなトコロでお休みになられているという証拠写真です。

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 写真6 民家の庭先で休憩中。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2021年7月3日、千葉県袖ケ浦市

 

【2021年9月25日:5回目】

 夕食用の食材を買いに行く途中で、クジャクを見かけるエリアを通ると「グゲエェェ!」という汚らしい鳴き声が近くで聞こえた。これはクジャクでは?と声のした辺りの民家の生垣の下から庭を覗くと目の前にコイツがいた。繁殖期が過ぎているので尾羽(上尾筒)は抜け落ちている。

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写真7 生垣から民家の庭を覗くとコイツがいた。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月25日、千葉県袖ケ浦市

 

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写真8 写真7の位置の他に良いアングルはないだろうかと探しているうちにトコトコと歩き出したのでしばらく追いかけてみる。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月25日、千葉県袖ケ浦市

 

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写真9 数軒先の庭先に入ったところで、また生垣の下から覗いて撮影。この後は裏庭に逃げて行ったので、これ以上の撮影はできなくなりました。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/320秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月25日、千葉県袖ケ浦市

 

【2022年6月2日:6回目】

 カメラを持たずに散歩すると変わった生物に出会うというジンクスがある。本日は写真1の場所で尾羽の立派なクジャクとご対面!お馴染みの個体だろう。

 

【2022年10月8日:7回目】

 今年は一枚も写真を撮っていないなぁ、と思いながら散歩していると、いつも出くわす場所近くの田んぼで餌を探していた。お元気そうで何よりです。

写真10 刈入れの終わった田んぼで餌を探していた。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2022年10月8日、千葉県袖ケ浦市

 

写真11 写真1の道路を渡るクジャク。同じ場所で反対側から撮影した形になる。ここを「通り道」としているようだ。尾羽(上尾筒)が3本ほど残っていた。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/200秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2022年10月8日、千葉県袖ケ浦市

 

写真12 民家に通じる道をトコトコと登っていくクジャク。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/200秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2022年10月8日、千葉県袖ケ浦市

 

【2022年3月21日:8回目】

 写真6の民家の脇で餌をついばんでいた。尾羽も伸びている。どうやらこの民家で飼われている(餌をもらっている)ようだ。

【2023年12月23日:9回目】

写真6の民家の脇にいた。今年も生きていたようで、なんだか一安心。

以上