千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

カナヘビ(ニホンカナヘビ)

<編集履歴> 2020年06月09日公開、2023年5月31日見直し更新(第9回目、写真追加)

 

 カナヘビ(二ホンカナヘビTakydromus tachydromoides)は袖ケ浦市内でごく普通に見られる爬虫類だ。一般的にはトカゲ(ヒガシ二ホントカゲ)に比べてやや鈍(どん)くさく、近づいてさまざまなアングルで撮影していてもなかなか逃げないし、捕まえるのも(トカゲに比べると)容易なカワイイ奴だ。季節(婚姻期)により異なるのかもしれないが、顔にかかる茶色の線の模様により個体識別ができそうだ。袖ケ浦市内では2023年3月15日には植え込みの脇で日向ぼっこする姿を確認している。また2021年12月19日にも日向ぼっこする姿を見かけているので「12月中旬から3月中旬ごろまでは冬眠している」と考えてよいだろう。

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 写真1 「しまった!見つかった!」と固まるカナヘビ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年6月27日、千葉県袖ケ浦市蔵波

 

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 写真2 「何だよテメェ、文句あっかぁ?」と睨むカナヘビ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/400秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年9月30日、千葉県袖ケ浦市蔵波

 

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 写真3 何となく体形がほっそりとしているカナヘビ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/160秒, f=10。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月24日、千葉県袖ケ浦市椎の森公園

 

写真4 日向ぼっこ中のカナヘビ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO100, 1/250秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2023年5月26日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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 写真5 12月中旬の晴れた日に近所の庭石の上で日向ぼっこする全長13cmほどのカナヘビ。この日は7cmほどの幼体も見つけたが撮影前に逃げられてしまった。袖ケ浦市ではこの時期でも冬眠していないという例だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO200, 1/400秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年12月19日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

写真6 斜め前から。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年5月6日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

写真7 5月初旬の餌も豊富なこの時期に、目立った外傷もなく死んでアリに喰われる全長13cmほどのカナヘビ。農薬にやられたのだろうか。EOS70D, EF70-200㎜F4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=8.0。内蔵ストロボ発光、手持ち撮影、トリミングあり。2022年5月6日、千葉県袖ケ浦市久保田

以上