千葉県袖ケ浦市周辺の生物など

千葉県袖ケ浦市や内房エリアの動植物のお話など。鉄道やヒコーキもあります。

ギンヤンマ

<編集履歴> 2020年10月09日公開、2021年09月26日 見直し更新(第3回目、写真一部差換え、1枚追加)

 

【久しぶりのギンヤンマ(雌)】 

 2020年9月5日に図書館近くで見かけた「やや大きめの赤トンボ」。
 胸が緑色だけどギンヤンマにしては少々小さめ(それでも7 cm程度)だったので、まさかヤンマ(ギンヤンマ)なんてことはナイだろう。そう考えてズ~っと「赤トンボ」の範疇で種類を調べていたのだけれど、どうも該当するものがない。


 そこで少し専門性の高いトンボ図鑑を借りてきて翅の「三角室」(注)の形状から調べると・・・「まさか、そんなハズはない」と最初に切り捨てていたギンヤンマAnax parthenopeの雌だった。えええ~っ!と今更ながらビックリ! JR長浦駅近くの川や水路で飛んでいるのは時々見かけるけれど、間近に見るのは20年ぶりくらいだろうか。

注「三角室」:トンボの翅の網目構造の一部が三角形となっている部分のこと。この形状が種類により異なるのです。ちなみに三角でなく変形四角形の場合には「四角室」といいます。

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写真1 図書館近くの壁にとまっていたギンヤンマのメス。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/250秒, f=9.0。手持ち撮影、トリミングあり。2020年9月5日、千葉県袖ケ浦市

 

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写真2 腹の部分が青いギンヤンマのオス。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/1,000秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月23日、千葉県袖ケ浦市

 

【埼玉県羽生市水郷公園訪問(2021年8月19日)】

 用事ついでに羽生市水郷公園とさいたま水族館を訪問した。池の周りでは数尾のギンヤンマが飛び交っており、中には雄雌連なって飛んでいるものも見かけたが、撮影することはできなかった。さてギンヤンマの飛行コースはおおむね決まっているので、カメラは置きピンにして待ち構える。目指す個体が射程距離に入ったら連写!連写!!連写!!!

 ・・・40分ほどの間に100枚ほど撮影したが、見られるのは7枚程度だったが、うち一枚は「かなりの」出来だったと思う。3日間くらい通い詰めれば、そこそこの写真を撮れるのではないだろうか。

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写真3 この日のベストショット。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/640秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月19日、埼玉県羽生市水郷公園

 

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写真4 ギンヤンマの雄。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/640秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月19日、埼玉県羽生市水郷公園

 

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写真5 ギンヤンマの雄。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/,250秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月19日、埼玉県羽生市水郷公園

 

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写真6 ギンヤンマの雄。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/1,250秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月19日、埼玉県羽生市水郷公園

 

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写真7 ギンヤンマの雄。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/1,250秒, f=7.1。手持ち撮影、トリミングあり。2021年8月19日、埼玉県羽生市水郷公園

 

【再び袖ケ浦市内】

 定点観測地点(買い物ついでの散歩道)の小川沿いに縄張りを持つギンヤンマがいる。上述の羽生市での結果を踏まえて40分ばかり撮影にトライしてみたのだが、やや遠くて結果はほぼ全滅だった。

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写真8 小川の上を飛び回るギンヤンマの雄。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO800, 1/800秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月16日、千葉県袖ケ浦市久保田

 

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写真9 ガマの穂に止まって休むギンヤンマの雄。この場所は近い将来は宅地になりそうな雰囲気だ。EOS70D, EF70-200mmF4L IS USM, ISO400, 1/1,000秒, f=8.0。手持ち撮影、トリミングあり。2021年9月23日、千葉県袖ケ浦市久保田

以上